サイトマップ - ヘルプ - お問い合わせ
 
 
現在位置: トップページ > トピック記事 > 高齢者・障害者支援サービス・取組 > ICTを活用した「フルーエントトーク」が吃音克服の新たな道を示す (3/4)

ICTを活用した「フルーエントトーク」が吃音克服の新たな道を示す

3 デザインやリズムにこだわり、効果的な訓練を実現

訓練の効果を最大化させるために、こだわったことは何ですか。

津田幸子さん(以下、津田):「フルーエントトーク」は道関先生のご指導のもと、リズムの作り方と言葉のつながりにこだわって開発されました。吃音の方は話すときにリズムをつかみにくく、言葉が滑らかに出てこないため、リズムを習得することが重要になります。

「フルーエントトーク」のサイトデザインを担当した津田幸子さん

「フルーエントトーク」のサイトデザインを担当した津田幸子さん

「フルーエントトーク」は、訓練のスピードを意識しており、二拍子が基本です。また、ご自身にとってベストなスピードに調整できるよう、3段階のスピードを選べるようにしています。

また、例えば「すももも桃も桃のうち」のように早口言葉で使われるような文章や、「さしすせそ」、「かきくけこ」など滑舌が悪いと発話しにくい言葉のつながりを控えるようにしました。聞き取りやすく、言いやすい言葉が選択されています。

訓練ページのデザインは、道関先生から「いろいろな情報が盛り込まれていると混乱してしまい訓練に集中できない」と伺い、かなりシンプルに仕上げました。イラストやキャラクターなどをあえてシンプルな構成となっています。

「フルーエントトーク」のサイト

「フルーエントトーク」のサイト

ページの先頭に戻る

前へ 目次へ 次へ