超伝導デバイスプロジェクトは、新しい情報通信デバイス技術の創出を目指して、超伝導現象を利用した光・電磁波・量子デバイス、回路技術の基礎研究、及び光通信波長帯(波長1550nm)高速超伝導単一光子検出器や超伝導・光インターフェースの研究開発と、量子情報通信や超高速フォトニックネットワークへの応用研究を行っています。
研究のあゆみと主な成果
1989年 超伝導研究室発足  高温超伝導YBCO薄膜の研究を開始
1991年 窒化ニオブ薄膜・接合、ジョセフソンアレイ発振器の研究を開始
1995年 世界で初めて窒化ニオブSISミキサの低雑音動作に成功
1996年 クリーンルーム竣工
1998年

超伝導単一磁束量子(SFQ)回路の研究を開始

ジョセフソン発振器を開発、世界で初めて1THz発振に成功

2001年 新しい超伝導体MgB2薄膜、接合の研究を開始
2002年

世界で初めて導波管型窒化ニオブSIS受信機の開発に成功

世界で初めてMgB2トンネル接合の作成に成功

2003年

超伝導SFQ回路を用いたネットワーク要素回路を開発、

世界最高速(45GHz)動作に成功

2006年 超伝導単一光子検出器、超伝導・光インターフェイスの研究を開始
2007年

超伝導単一光子検出器を用いた量子暗号鍵配送フィールド実験

世界最長距離(97km)、最高速(10kbps)を達成

2008年 世界最高性能超伝導単一光子検出システムの開発に成功
2010年 世界最高性能超伝導マルチチャンネル単一光子検出システムの開発に成功
2013年 検出効率80%以上の超伝導ナノワイヤ単一光子検出器の開発に成功
2015年 新クリーンルーム竣工
研究成果の推移
国立研究開発法人 情報通信研究機構 未来ICT研究所
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