ウェブアクセシビリティ関連技術情報に関するポータルサイト「A.A.O.」(平成15・17年度NICT助成事業)
ウェブコンテンツ制作ならびにウェブを使っての情報発信に取り組む個人・団体・企業等とウェブを利用する身体に障害のある方
平成13年より障害者用パソコン操作支援ソフト「Pete」のオンライン提供、平成16年よりウェブアクセシビリティ情報サイト「A.A.O.」とアクセシビリティ点検サービス「ウェブヘルパーASP版」の提供など、障害者のウェブ利用を支援する様々なサービス、プロダクトを無償提供してきました。
これらは提供開始以降、相当数の利用者を獲得していますが、周辺環境等の変化により、様々な課題も発生しています。
そこで本事業では、必要なサービス、プロダクトの見直しを進め、ウェブコンテンツ制作ならびにウェブを使っての情報発信に取り組む個人・団体・企業等とウェブを利用する身体障害者を対象に、総合的でより効果的なウェブアクセシビリティ支援サービスを提供することを目的としています。
ウェブアクセシビリティの重要性に関する認知は広まりつつあるが、実践に役立つ情報が不足しているのが現状である。そこで、ウェブアクセシビリティへの組織的な取り組みの考え方やノウハウ集など、公共団体や民間企業が組織として取り組むための実践的情報を充実させ提供する。
現在提供しているウェブヘルパーASP版とは別に、ユーザーサイドにインストールして利用できる簡易アクセシビリティ点検ツール「情報伝達度チェッカー」の機能を強化し、簡易JIS診断に利用できるツールとして提供する。
現在、A.A.O.では身体障害者から利用しやすいウェブサイトを報告してもらい、リンク集として掲載するサービスを行っているが、障害者からの報告件数が少なく、内容の充実を図ることが難しい。そこで、新たに複数の身体障害者と契約を結び、定期的に利用しやすいウェブサイトを探索し報告してもらう形で提供情報の充実を図る。
現在、身体障害者用パソコン操作支援ソフト「Pete」、コミュニケーション支援ソフト「弾話」、3D音声ブラウザ(試作品)等の障害者支援ソフトウェアをA.A.O.と別のウェブサイト(「夏への扉」)で提供しているが、これをA.A.O.と統合し、ウェブコンテンツ側の情報と一体で提供するように改める。また、PeteについてはWindowsの新バージョンへの対応を図り、ウェブ閲覧や電子メール送受信に支障なく使用できるようにする。
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原本作成日: 2002年4月1日; 更新日: 2022年3月3日;