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「カラーユニバーサルデザイン(UD)」普及啓発のためにできること (東洋インキ) (1/4)

1.「カラーユニバーサルデザイン」とは

「カラーユニバーサルデザイン」(以下「カラーUD」)とは、誰もが公平に見えるような、色の配色やデザインを工夫していこう、とする概念のことです。近年様々な分野で使われるようになった「ユニバーサルデザイン」の中の一領域、として考えていただいていいと思います。

人間は生まれながらにして色を認識するしくみ、すなわち「色覚」を持っているわけですが、この色覚に障がいがあると、日常生活の様々な場面で不便さを感じます。例えば、地図や電車の路線図、カレンダー、信号、サインディスプレイなど、色の使い分けによって大切な情報を伝えてくれるものは、私たちの身の回りにたくさんあります。そういったものが、色が違って見えてしまったら、どうでしょうか。ただ不便だというだけではなく、交通標識が読み取れなかったり、家電製品の警告ランプを見落としたりすれば、生死にかかわる重大な事故につながる可能性もあるのです。

私たちの会社は、「色」を専門に扱う色材メーカーです。では、色材メーカーの立場で社会に対して貢献できることは何だろうか、と考えたときに思いついたのが、色のユニバーサルデザイン、「カラーUD」に関する取り組みでした。

具体的には、「カラーUD」というものに関する普及啓発活動、カラー素材の提供、「カラーUD」に配慮した印刷物をスムーズかつ的確に作成するためのワークフローの開発、そして、「カラーUD」支援ツールの無償配布などを行っています。

「地震による地域別震度」の図。左は通常の見え方。右は「色覚障がい」の見え方の画面の写真
 「地震による地域別震度」の図。左は通常の見え方。右は「色覚障がい」の見え方(※)

(※)この画像は、特定の理論と計算式に基づいてシミュレーションしたものであり、すべての色覚障がいの人が、このように見えているわけではありません。

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