県においては、この手順書をホームページを発注する部課の職員が全部理解して利用するというのは現実的ではないので、この手順書に従い実際発注を行って、項目を整理して庁内共通のガイドラインを作ることをするのかなと思っています。今回、実証評価を行っていますのである程度整理できる材料が揃っていますので・・。
県や市町村がそれぞれに自分のところのガイドラインを作ってしまうと、作成業者から見た場合、それぞれのガイドラインを理解しないといけないのはちょっと非効率的かなと考えます。
また、そうやって作られたサイトを県内の障害者の方とか高齢の方が見た時に、こちらではこういう配慮をしているのに、あちらでは配慮されてないというような統一感のないサイトになるのではないのかということを危惧しています。
そういうことがないように、最低「県・市町村の統一のガイドライン」が作れないかと考えています。もっと言えば企業も含めた県全体のガイドラインができたらすごいなと思っています。そうすれば、熊本県の中では作成業者は一つのガイドラインを理解すれば良いことになります。ウェブアクセシビリティについては効率的なサイトが出来上がるかもしれません。ひいては、利用者から見たとき統一感があるサイトが実現できるのではないかと思っています。
研究会の席上でも出てましたが、県でモニターを募る場合は、各種協会や団体等を通して集めることができますが、特に町村では、モニターの方々をどう集めるのかも課題です。
今回ご協力いただいた方々を含めて、モニターの方々の規模をある程度を大きくして、県下の市町村でウェブアクセシビリティのモニタリングをやりたいという場合等の受け皿ができれば良いなあと思っています。定期的にモニタリングを通じてチェックを行い、作成業者が手直しをして、という循環が作れて、モニターの方にも収入が入る仕組みがうまく作れれば、面白いなあと考えているところです。
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原本作成日: 2006年2月14日; 更新日: 2019年8月16日;