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現在位置: トップページ > トピック記事 > 高齢者・障害者の現状と課題 > ウェブが支える『自分で』できる〜入所障害者の暮らしの中で〜

ウェブが支える『自分で』できる
〜入所障害者の暮らしの中で〜(9/9)

5. 技術大国?ニッポン

それにしても…と思います。「技術大国ニッポン」と言いはやされるこの国で、消しゴム付き鉛筆に隙間風防止用のスポンジ、発砲スチロールに瀬戸物、スーパーのレジ袋!

確かに、とても素晴らしい工夫であり発想です。でも、佐々木さんが自分で工夫できたのは、たまたま工作が得意だったからです。佐々木さんや宍倉さんが暮らしている地域で坂戸パソコンボランティアが始まったのもたまたまです。誰しも工作が得意なわけではありませんし、どの地域にもパソコンボランティアがいるわけではありません。

障害者は、いつでも!どこにでも!いるにもかかわらず、困っている障害者への対応の「たまたま」任せが、ずっと続いています。これからも、この状態が続くのでしょうか。

「技術大国」なら、こういった分野でも「技術大国」らしく水濡れに強い製品を開発してほしいものですし、一人ひとりの障害者の使い勝手に応えた製品のカスタマイズができる体制も整えてほしいと思います。

技術は使われてこそ!パソコンもウェブも役立ってこそ!ですものね。

坂戸パソコンボランティア 代表 岩渕正樹氏

岩渕正樹氏の写真

障害者の情報アクセスに関わって16年。障害者がサポートの受け手から担い手として社会に参加していく「助けて!から助け手へ」を合言葉に、パソコンサポートを行なっている。各地で、障害者のパソコン講座やボランティア養成講座、各種セミナーの講師も。
NPO法人埼玉障害者センター理事。

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