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活動支援に関する用語

高齢者や障害のある方のコミュニケーションや活動を支援するための用語について解説します。

[ 目次 ]

  1. 情報保障
  2. パソコン要約筆記
  3. 手話
  4. 点字
  5. 点字図書
  6. 録音図書
  7. DAISY(デイジー)
  8. パソコンボランティア
  9. シニアネット
  10. 電話リレーサービス
  11. 字幕放送
  12. 解説放送
  13. デジタル放送
  14. 指文字
  15. 日常生活用具
  16. AMIS
  17. マルチメディアデイジー
  18. 重度訪問介護従事者
  19. 手話通訳士
  20. 日本手話、日本語対応手話
  21. 理学療法・作業療法
  22. 触地図
  23. 体表点字
  24. IADL
  25. ナチュラルサポート
  26. CBT(認知行動療法)
  27. エンパワメント
  28. 屋内信号装置
  29. アセスメント(ケアマネジメント)
  30. グループホーム(共同生活援助)
  31. ノートテイク
  32. 口話法
  33. UDデジタル教科書体
  34. ICT支援員
  35. 白杖
  36. 誘導チャイム
  37. コミュニケーション支援ボード
  38. 筆談

1. 情報保障

情報保障とは、講演会や学校の講義などにおいて、資料や講演内容などを理解できない参加者への支援として、代替手段を用いて情報提供を行うことをいう。代表的な情報保障の手段として、点字による資料配布や手話通訳、パソコン要約筆記などがある。

2. パソコン要約筆記

要約筆記とは、聴覚障害者への情報保障手段の一つで、話者が話している内容をその場で文字にして伝えることをいう。パソコン要約筆記は要約筆記の手法の一つで、講演やセミナーでの発言などの音声情報をパソコンで入力し、文字情報に変換してプロジェクタや大型ディスプレイに表示することによって情報提供するものである。

3. 手話

手話とは、手や腕、指の位置や動き、表情などによって言葉の意味を伝える言語である。主に聴覚障害者のコミュニケーション手段として用いられている。

4. 点字

点字とは、視覚障害者が手で触って読む字で、6つの点の組み合わせによって文字や数字を表現したものである。

イ・ブライユによってアルファベットの点字が開発され、これをもとにして石川倉次氏が日本語の点字を開発した。

5. 点字図書

点字図書とは、視覚障害者が手で触って読めるように、点字で記述された図書のことをいう。点字図書の多くは、活字の本を点字に訳して制作される。

6. 録音図書

録音図書とは、視覚障害者が聞いて内容を理解できるように、活字図書の内容を朗読した内容をカセットテープやCDなどの記録メディアに収録したものである。

7. DAISY(デイジー)

DAISY(Digital Accessible Information System)とは、視覚障害者や活字印刷物を読むことが困難な人々のためのデジタル録音図書の国際標準規格として、デイジーコンソーシアムにより開発・維持が行なわれている情報システムのことである。

国内では、点字図書館や一部の公共図書館、ボランティアグループなどでDAISY録音図書が制作され、CD-ROMによって貸し出されている。

8. パソコンボランティア

パソコンボランティアとは、障害者や高齢者のパソコン利用を支援する目的で、パソコン講習会を開催したり、利用者の自宅へ訪問してパソコンの設定やメンテナンスをするなどの活動を行うボランティア団体をいう。

9. シニアネット

シニアネットとは、高齢者同士が集まってパソコン講習会を開催したり、共通の趣味について情報交換を行うことなどを目的とするコミュニティのことをいう。

10. 電話リレーサービス

聴覚障害者や発話障害者が、電話を利用して遠隔地にいる健常者と会話を行うことを支援するために、健常者のオペレータが仲介し、障害者が入力した文字を音声に、また健常者の発話音声を文字に変換して中継するサービスをいう。

11. 字幕放送

字幕放送とは、テレビ番組において出演者の会話内容や効果音などを文字によって提供する放送形態のことをいう。テレビの字幕放送には「オープンキャプション」と「クローズドキャプション」の2種類がある。「オープンキャプション」は、テレビ画面に表示されるテロップのように、常に画面に表示されるものである。これに対し、必要な人が必要に応じて字幕が見えるものが「クローズトキャプション」で、聴覚障害のある方や音声の聞き取りにくい高齢の方等が、必要に応じてボタンの操作等でテレビの画面に表示させたり消したりできるものである。「クローズドキャプション」の字幕放送では、放送局でテレビ番組の台詞やナレーション等の音声を文字情報(字幕情報)に変換し、映像の隙間に乗せて放送したものを文字放送用のチューナーで解読してテレビ画面に映し出す。

字幕放送への対応状況は番組によって異なるが、どの番組が字幕番組かは、新聞のテレビ番組表で確認することが出来る。

12. 解説放送

解説放送とは、主に視覚障害のある方向けに、副音声で出演者の動作や情景などを解説する放送のことである。

13. デジタル放送

デジタル放送とは、0と1の組み合わせで情報を表現するデジタル信号による放送をいう。従来のアナログ放送と比べて、高品質な映像と音声を受信できる。また、字幕放送解説放送など高齢者や障害者にやさしいサービスや、双方向サービスが充実する。2011年7月24日までにアナログテレビ放送は終了し、デジタルテレビ放送に移行する。

14. 指文字

指文字は、手の形を50音やアルファベットに対応させたものである。聴覚障害者が人名、固有名詞、外来語などの表現に使用するだけでなく、盲ろう者のコミュニケーション手段の一つにもなっている。盲ろう者の場合は、相手の指文字を手のひらで触って情報を読み取る。

15. 日常生活用具

重度障害者等の日常生活を容易にするための用具。障害者自立支援法により、(1)安全かつ容易に使用でき実用性が認められるもの、(2)日常生活の困難を改善し、自立支援を促進すると認められるもの、(3)製作、改良、開発に専門知識や技術を要するもので一般に普及していないもの、という要件全てを満たすものと規定されている。日常生活用具は介護・訓練支援用具、自立生活支援用具、在宅療養等支援用具、情報・意思疎通支援用具、排泄管理支援用具、居宅生活動作補助用具に分けられる。

厚生労働省「日常生活用具給付等事業の概要」

16. AMIS

「Adaptive Multimedia Information System」の略。通称「アミ」。無料で利用することができるオープンソースのDAISY再生用ソフトウェア。現在リリースされている「AMIS 3.1.3」は、フルテキストおよびフルオーディオのマルチメディアDAISYの再生が可能で、DAISY 2.02規格をサポートしている。

参考・関連サイト:
日本障害者リハビリテーション協会 AMIS 3.1.3 - adaptive multimedia information system -

17. マルチメディアデイジー

音声デイジーに、テキストや画像をシンクロ(同期)させて出力することができるツール。ユーザーは音声を聞きながらハイライトされたテキストを読み、同じ画面上で画像や絵を見ることができる。

参考・関連サイト:
音ボラネット
調布デイジー
日本障害者リハビリテーション協会 マルチメディアDAISY図書

18. 重度訪問介護従事者

障害者自立支援法による制度で、障害の程度を示す区分(6段階)のうち、3以上の人を対象に居宅介護を行う資格をもつ人。難病患者や脳性まひ、脊髄損傷患者などが利用する。

参考
http://sakura-kai.net/pon/care/

19. 手話通訳士

手話により聴覚障害者等とその他の者の意思疎通を仲介する人または資格。厚生労働大臣認定の公的資格で、社会福祉法人聴力障害者情報文化センターが行う手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)に合格する必要がある。年に1回、学科試験と実技試験が実施される。

20. 日本手話、日本語対応手話

日本語対応手話:音声言語である日本語に手話単語を一語一語あてはめていくもの

日本手話   :主に日本のろう者に使用されるもので、手や指、腕を使う手指動作だけでなく、非手指動作と呼ばれる、顔の部位(視線、眉、頬、口、舌、首の傾き・振り、あごの引き・出しなど)が重要な文法要素となっている。語順など、日本語と文法が異なっている。

参考
http://www.dge.toyota-ct.ac.jp/~kamiya/syuwagaku.html

21. 理学療法・作業療法

理学療法とは身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいい、作業療法とは身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。
(「理学療法士及び作業療法士法」第2条より)

参考
理学療法士協会
作業療法士協会

22. 触地図

地図上の点、線、面や記号等を紙面から突起させ、指先で触れて認識できるようにした視覚障害者のための地図。駅の周辺図や遊園地の園内図、建物内の館内図などがある。

参考
国土地理院 触地図(視覚障害者向け3D地図)サイト

23. 体表点字

体表点字とは、体表に振動体(百円硬貨程度の大きさ)を当て、その振動で文字信号を伝える点字の方式である。使用する振動体の個数により、6点式や2点式などがある。

24. IADL

日常生活の基本動作IADL(Instrumental Activity of Daily Living)の略。着替えや食事などの基本動作ADL(日常生活動作)に関連した、洗濯、買い物、料理、掃除等の手段的日常生活動作のこと。

25. ナチュラルサポート

職場の従業員が障害のある方に代わって、就労継続に必要なさまざまな支援を、自然にまたは計画的に提供すること。一般的には、障害のある方を受け入れた企業の従業員が職場で行う無理のない支援体制をいう。業務遂行の援助のほかに、昼食や休憩時間などの社会的な行動に対する援助、対人関係のサポートなども含まれる。

26. CBT(認知行動療法)

行動や認知のパターンを把握し変容させていくことで、仕事や生活上のストレスを減らすなどの問題解決を目指す治療方法。生活習慣の改善やリラクゼーション法では効果が不十分な場合に行なわれる。

27. エンパワメント

障害をおもちの方、あるいはその家族がより内発的な力を持ち、自らの生活を自らコントロールできること、またできるようになるプロセス。
障害者を保護対象として扱うことが障害者の自立を妨げ、高い能力があるにもかかわらず活かされない状況に陥っているのではないかという問題提起から生まれた考え方。

28. 屋内信号装置

屋内信号装置とは生活に不可欠な情報(来客時のチャイム音、時計のアラーム、電話の着信音、乳幼児の鳴き声など)をフラッシュ光や振動、アラームに変えて知らせる装置で聞こえが不自由な人が生活する時に使用される。

29. アセスメント(ケアマネジメント)

アセスメント(ケアマネジメント)とは、利用者が何を求めているのか現在の状態を知り、生活上の問題や課題を理解するために行われる評価や査定のこと。
ケアマネージャーが行う一連の手続きで、ケアプラン作成の際に利用者の状況を正しく把握するために行われる。

30. グループホーム(共同生活援助)

グループホームとは、障害のある人が少人数の共同生活を行う住居のこと。障害者総合支援法が定める、地域での共同生活を支援する障害福祉サービスの一つ。日本では認知症高齢者向けのグループホームを指すことが多いが、学習障害など他の障害に対応するものもある。

31. ノートテイク

ノートテイクとは「筆記通訳」のこと。話し手の言葉や音の情報をノートに筆記したりパソコンに入力することで同時通訳する。
聴覚障害を持つ人が視覚的に情報を得ることが出来る。

32. 口話法

口話法とは「聴覚障害者」が相手の口の動きを読み取り、自らも同時に話すことで発生訓練を行う教育方法の一つ。ろう学校などで言語聴覚士との訓練で習得する。

33. UDデジタル教科書体

UDデジタル教科書体は、株式会社モリサワによるユニバーサルデザインに対応した書体。筆運びの向きや筆順など学習指導要綱に準拠しつつ、太さの強弱を抑えることでディスクレシアやロービジョンなどの子供に配慮している。

34. ICT支援員

ICT支援員とは、教育現場でのICT活用をサポートする人材のこと。ICT機器を活用した授業で子供たちや教員のサポートを行う。また、教員の業務効率化などを支援する。
文部科学省は2022年までに小学校・中学校の4校につき1人の配置を目標としている。

35. 白杖

主に視覚障碍者等が道路を歩行する時に使う白い杖のこと。歩行する先に障害物が無いか確認したり、自分に視覚障害がある事を伝えるためのシンボルマークとしても使われる。

36. 誘導チャイム

視覚障害者などが施設を利用する際に、音声での誘導や情報提供を行う音声情報案内装置です。駅や空港など公共の場での安全な誘導を実現します。

37. コミュニケーション支援ボード

言葉によるコミュニケーションが困難な場合に利用できる図版です。指差しをしてコミュニケーションをとります。イラストだけでなく、日本語や英語なども記されています。
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jirei/cases/case_0027.html

38. 筆談

発話でのコミュニケーションが困難な場合に、筆談器などを利用して文字で意思伝達を行うことを意味します。

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