今後、アクセシビリティ支援室として手厚くしたい支援など、展望などはありますか?
望月:私は「学生が社会に出たときに、いかに自己肯定感を持って生きていけるか」が大事だと思っています。そのためには、自分から支援を求める声を挙げられるか、それに対して周囲は本人が受け入れ可能なサポートを提供できるかといったことが大切になります。しかし障害があることで、セルフスティグマ(自からへの偏見)を持つ人も多く、スムースに支援に繋がりにくいことがよく見られます。ですから私たちとしては、「世の中にはあなたにきっと役立つ支援があるよ」ということを心から伝えていきたいので、いろいろな人々が利用可能な多種多様な支援を開発していきたいですね。
楠:私は、ICTなどの支援機器のワークショップをしてみたいと思っています。実際にして機器を触れたり使ったりしてみて、自分の生活に取り入れられそうなものは、積極的に取り入れてもらいたいです。ワークショップはひとつの例ですが、そうした活動を通して、少しでも大学生活が楽しくなれば良いですね