ドキュメントーカ ボイスナビについては、視覚障がいのある方がひとりで外に出て使わないようにしてほしいと注意喚起しています。付き添いの方と一緒に、経路を確認しながら使っていただきたいと考えています。
GPSは、高層ビルの多い都心部などでは、まだ10m、20mの誤差が出ることがあり、正確なものとはいえません。地図上のGPS情報をそのまま信用してしまうと、事故が起きる心配があります。危険を避けるために、GPSの現状について把握していただくことが必要です。
ドキュメントトーカ ボイスナビの利用者は、一度付き添いの方と一緒に歩いて、経路や周辺情報を学習しながら使っているようです。補助になるものとして、人のサポートと併用する形で利用していただきたいと思います。
たとえば、視覚障がいのある方がヘルパーさんと出かけて、ヘルパーさんが用事で先に帰らなければならないときなどには、こういうアプリがあれば助けになります。白杖を持って出かけても、目的地の玄関まではなかなかたどりつけないが、ドキュメントトーカ ボイスナビがあれば、距離感がわかり、10mの誤差で行けるという体験談を聞きます。
また仮想歩行の機能を利用して、出かける必要がある目的地を指定して経路案内を使って予習している人もいます。室内で、道案内として聞いて楽しんでいる方もずいぶんいるようです。