音声認識技術AmiVoiceの汎用性は高く、現在は様々な領域で商品化されています。この商品化で重要な役割を果たすのが「専門分野の辞書」です。例えば医療現場では、電子カルテへの入力やレントゲン・CT画像などの読影レポートを入力するのには大変な手間がかかっています。これを音声入力で正確に対応するためには、AmiVoiceのコア技術に医療の専門用語を学習させることが必要です。当社では専門用語を登録することによって正確なテキスト化を実現し、現在では全国5000か所以上の医療現場でこのシステムが導入されています。
また、企業の会議議事録や自治体などの議会議事録作成にも当社のAmiVoiceが導入されています。昨今、話題にもなった東京都北区議会には、聴覚障害のある議員のために本会議内で初めて音声認識システムが採用されました。議事録は後で修正ができるものですから、もし誤変換などがあったとしても事後対応できるのですが、同時通訳と同じような機能が必要とされる本会議などのLIVEな状況でAmiVoiceの技術が採用されるというのは、信頼性の証しだと自負しています。
皆さんの身近なところで言えば、一部のスマートフォンやカーナビゲーションに組み込まれている音声入力の仕組みにも当社の技術が採用されていますし、コールセンターなどに入ってくる問い合わせやクレームの電話音声を自動テキスト化し、記録保存の手間を削減し、その後のスムーズな対応にも役立てていただいています。こういったBtoBだけではなく、個人向けにも「AmiVoiceSP2」というソフトを提供していまして、PCにインストールするだけで音声入力や音声コマンドを実行できると好評をいただいています。
個人ユーザー向けにリリースされたAmiVoiceSP2
医療事業部 樋爪さんのインタビュー模様、およびAmiVoiceSP2の動画説明
(動画を見る場合は上の画面の左下の三角矢印をクリックしてください)