色覚が一般と異なり、色の見分けが困難な状態「色弱」。日本だけでも約320万人、世界では2億人以上存在するといわれています。色の見え方は人それぞれの特性でもあり、色弱だからといって必ずしも障害に分類されるわけではありません。しかし、地図や信号の色表示や、肉の焼き加減など食品の状態を判別することが困難な場合もあり、生活に不便をきたすこともあります。
そこで、先天性および後天性の色弱の人を支援するべく、世界初の色覚補正技術「C Vision S」を独自に開発したのが株式会社テレパシージャパン。同社は、「C Vision S」をウェアラブルアイウェア(目元に着用できる機器)に搭載することで、日常生活における色の見え方を改善し、明るく色鮮やかで分かりやすい視界の提供を目指しています。そこで、「C Vision S」という技術の詳細について、株式会社テレパシージャパン代表取締役の関口勇二(せきぐち ゆうじ)さんに話を伺いました。
株式会社テレパシージャパン 代表取締役 関口勇二さん