本田さんが八重桜の講師を勤めることになったきっかけを教えてください。
本田俊光さん(以下、本田):リタイア後に小坂町に帰郷したとき、小坂町社会福祉協議会さんから依頼されたことがきっかけでした。現役の頃、私は関東にある非鉄金属企業でシステム開発に携わっていました。パソコンやインターネットに関する知識があるだろうということで、講師を打診されたというわけです。
Googleアプリの使い方を教えていたり、YouTubeの動画を作成されたりと、いわゆる一般的なパソコン・スマホ教室とは少し違う講義をされていますよね。
本田:私が講師になる前は、パソコンの操作やメールの送り方、Office製品の使い方などを学ぶ同好会だったようです。ただ、最近はクラウドが非常に便利で誰でも使いやすくなっているので、使えないのはもったいないと考えていました。もちろんパソコンやメール、Office製品が使えるに越したことはありません。 でも、いまはスマホのようなICT端末のほうが直感的に操作できますから、一度覚えてしまえばシルバー世代にも使い勝手がいいのです。生徒は70代から90代までと高齢ですが、すでにスマートフォンを使っている方が多いですね。皆さん、結構写真を撮り溜めているにも関わらず、スマホにデータを保存したままなので、せっかくならクラウドにアップして皆で共有しようよ、ということがきっかけでGoogleアプリを教えることになったはじまりですね。
小坂町で生まれ育ち、社会人になってすぐに上京したという本田さん。ITやシステムの知識が豊富