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YouTubeの動画制作を、なぜはじめたのでしょうか?
本田:それは小笠原さんが発端でした。最初はYouTubeにアップしようなんて思っていませんでした。ところがスマホを使いこなしはじめた小笠原さんが、スマホの動画制作アプリで、自分が撮った写真を使って動画をつくるようになったんです。それで、せっかくなら小坂町のPRになるような動画を制作してYouTubeに載せてみよう、ということになり、興味を持ったメンバー数名でYouTubeの制作をはじめるようになりました。
小笠原さんは、なぜ動画制作をしようと思われたのでしょうか?
小笠原キサ子さん(以下、小笠原):私は身近な植物や草花をスマホで撮影するのが好きで、よく友達にLINEで送っていました。それを魅力的に伝えられないかなと思って、いろいろ探したらスマホの動画制作アプリを見つけて、自分なりにテロップをつけたり、編集したりしていました。
十和田湖や奥入瀬渓流によく出掛けるという小笠原さん。これまで地元の風光明媚な景色を数多く写真におさめてきた
どのようなアプリを使われているのですか?
小笠原:最初は、Googleフォトで編集していましたが、最近はVivavideoというアプリを使っています。BGMもGoogleフォトの中にある50種類くらいの音楽から選んでいました。でも、動画を作っていると、違う音楽を使いたくなるんですよ。それで、いろいろ調べてみると無料でダウンロードできる音楽サイトがあって、それを使うようになりました。最近はこだわりが出てきて、有料の音楽も使っています。
慣れた手付きでスマホアプリを操作し、器用に動画を編集する小笠原さん
本田:私は小笠原さんの動画を見たときに、すごくセンスがあるなと思って「もったいないよ」と言いました。せっかくだから、たくさんの人に見てもらおうよと。それから私の方でYouTubeチャンネルの登録の方法を勉強して、「小坂町観光PR応援隊」のチャンネルを開設しました。私たちの年代だからこそかもしれませんが、過去の思い出をきちんと保存しておきたいと思うようになるんですよね。そのときに、やっぱり確実なのはデジタル化です。YouTubeでの動画公開は、デジタル化の方法のひとつでもあります。それから小坂町を故郷に持つ皆さんに、故郷の今を発信したいという思いや、小坂町を知らない人にも町の魅力を伝えたいという思いもありました。
小笠原さん制作の動画。テロップの色彩やBGMのバランスにもこだわっている(画像:YouTube画面のキャプチャ)