〜シンプルな構造に徹し、記事更新のチェック体制を充実〜
リニューアルのスタートにあたって、利用者の立場に立ってどのようなホームページを作っていくかを考えました。設計デザインを担当する業者と相談しながら、まず旧ホームページ上にある情報を見直して整理し、新しいカテゴリーに振り分ける必要があったため、以前のコンテンツを振り分けていきました。
新しいホームページでは各課別の情報発信ではなく、利用者が情報にたどりつきやすいように結婚、出産、引越しなどライフステージの分野や対象別に選択できる形に変更しました。結果として、以前のコンテンツはほとんど捨てて、全て新しく作り直しました。
情報を新しい分野別に振り分ける作業を進めていく上で、似たような情報を並列に並べてみると、関連する情報が別のサイトにもあったことなどがわかりました。ナビゲーションをつけていくと、コンテンツ同士のつながりがはっきりと見えてきたので整理をしていきました。
障害者支援(トップページの「分野から探す」)
http://www.city.nisshin.lg.jp/kurashi/fukushi/10/index.html
障害者(トップページの「暮らしのシーンから探す」)
http://www.city.nisshin.lg.jp/kurashi/seane/shougai/index.html
自立支援医療
http://www.city.nisshin.lg.jp/kurashi/fukushi/10/iryounitsuite/6475.html
身体障害者手帳の交付
http://www.city.nisshin.lg.jp/kurashi/fukushi/10/techou/6118.html
※大小の見出し、段落、箇条書きなどの文章の構造が同じように整えられている。
旧サイトにあった情報で再利用が必要なものについては精査して再利用しましたが、ウェブアクセシビリティに対応していないページについては別サーバに保存し、外部リンクを張りました。このような形で、CMS(コンテンツマネジメントシステム)に移行させやすいカテゴリー、デザイン、構造が整った状態にしていきました。
自治基本条例ページ
http://www.city.nisshin.lg.jp/seisaku/3672/6517.html
会議録検索システム
http://www.city.nisshin.lg.jp/department/gikai/giji/4/4902.html
※(外部リンク)と明記し、サーバーを別にしてリンクさせている。
その作業と平行して、CMSの導入について検討しました。県の情報企画課職員にも選定委員に加わってもらい、システムの選定委員会を設け、CMSについての研究を行いました。プロポーザル方式で選ぶため、まず「日進市ホームページ作成支援ツール機能要求書」を作成しました。テンプレート作成・管理機能、コンテンツ作成・管理・公開制御機能、アクセシビリティ対応機能、メールなどとの連携など、CMSの機能について13項目、システムの機能が7項目など、こちらが要求する項目を細かく設定し、それを基にベンダーに提案してもらいました。7社から提案していただきましたが、一次審査で4社に絞りました。
二次審査ではホームページを担当している職員に実際に利用のしやすさをチェックしてもらいました。一番のポイントはアクセシビリティ対応でしたが、情報を発信する現場の負担を減らし、すべての職員がスムーズに情報を更新できるポイントも視野に入れて選びました。選定のハードルはかなり高かったかもしれません。
以下は、このページの奥付です
原本作成日: 2007年8月3日; 更新日: 2019年8月9日;