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現在位置: トップページ > トピック記事 > 高齢者・障害者の現状と課題 > 高齢者にICTの有用性を伝えるのは誰? 〜高齢者と情報通信における現状と課題〜

高齢者にICTの有用性を伝えるのは誰?
〜高齢者と情報通信における現状と課題〜(5/11)

5. 高齢者とインターネット調査からわかったこと

老テク研究会では、2006年春にウェブアンケートで高齢者へのインターネットの利用意向調査を実施した。ネットショッピングや電子自治体のサービス利用などについて質問したところ、全国から400名をこえる高齢者が回答を寄せてくれた。

質問の中で高齢者がインターネットを使っていない理由を回答してもらった結果が下記のグラフである。
結果のグラフ
グラフの解説
1位  パソコンや携帯電話の操作が難しくて使いかたがわからない 314名
2位  インターネットが使えなくても何も困らない、必要性を感じない 306名
3位  インターネットの利便性が良く理解されていない 284名
4位  パソコンや携帯電話を持っていない 220名
5位  インターネットの詐欺や犯罪が報道され、使うのが怖いと思っている 201名
6位  パソコンを教えてくれる人や教室が近所にない 199名
7位  インターネットを知らない 177名
8位  パソコンやインターネットの利用料金が高い 149名
9位  世の中のことに関心がない 49名
10位 身体障害や視聴覚に障害があるなど体が不自由でつかえない 26名
11位 家族から利用を禁止されている 9名
その他 20名

回答してくれた高齢者たちの多くは、地域のシニアパソコンサークルで技術を習得した人たちで、つい最近まではネットを使えなかった、あるいは使わなかった人たちである。情報機器の使い方が難しいことと、必要性を強く感じていないことが、高齢者にネットが普及しない大きな理由だと高齢者たちは感じている。では、必要もないのになぜシニアネット教室に参加するかというと多くの場合、周囲からの強い働きかけがあるからである。

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