「電源や音質の問題など、さらにいいものを目指しての改善点はもちろんありますが、システムが簡単で安価なので、導入しやすく、他のシステムとの併用や組み合わせもしやすいと思います。より多くの施設にこのシステムが採用されることを願っています。公共施設をはじめ、病院、鉄道の駅、バス停など、さまざまな場所が想定できますね。視覚障害者の方をメインと考えるだけでなく、歴史的な街の観光ガイダンスとしての利用や、テーマパークなどでの楽しみを付加する使い方など、視覚障害者の方に限定しない使い方が広がるとよいと思っています。」
「こうしたシステムは普及するのに時間がかかります。ハイテクに頼りすぎるシステムや装置は、結果的に利用者を限定し、普及をさまたげる可能性が高いです。既存の技術、装置をうまく組み合わせて利用しながら、情報バリアフリーが進むとよいと思います。」
最後に、田中さんから、このサイトをご覧になっている皆様へのメッセージをいただきました。
「『てくてくラジオ』の普及は、ようやく緒についたところです。これまで多くの方にこのシステムを体験していただいていますが、とても高い評価をいただいています。ぜひ応援してください。」
以下は、このページの奥付です
原本作成日: 2005年8月10日; 更新日: 2019年8月20日;