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現在位置: トップページ > トピック記事 > 高齢者・障害者支援サービス・取組 > 周辺機器を選びIT環境をサポート

利用される方に合わせた周辺機器を選び、
個別のIT環境を整えるサポートに取り組んでいます(2/5)

2. 相談への対応の工夫はありますか

センターには月に150人ぐらいの方が来館されます。来館していただくとたくさんのIT機器を実際に試用していただけますが、もちろん相談は電話、ファックス、メールでも受けています。

相談は、「障害をカバーするIT機器を教えて」という基本的なものから、「IT 機器を意思伝達に使いたい」というコミュニケーション支援のご希望、また「IT活用で仕事や社会参加がしたい」といったものなどさまざまです。

来館者は視覚障害の方が最も多く、音声読み上げソフトなどの相談を受けますが、全く見えない方ばかりではなく、弱視や視野障害など見えにくさは皆さんそれぞれです。2つ以上のソフトを組み合わせる場合もありますし、背景を何色にするか、拡大は全体か、部分的か、など個別の状況を把握して調整をします。ディスプレイを置く机の高さひとつでも疲れ方が違うので、配慮が必要です。

音声読み上げソフトは視覚障害の方だけの利用と思われがちですが、文字を目で追うことができてもそれを認識しづらいというような脳障害のケースなどでは、視力があっても更に画面を読み上げることで理解しやすくなることもあります。障害名にとらわれず、その人の苦手な部分に何が対応できるのかを考えていくと、最適な環境を見つけやすいですね。

体の不自由さに加え声を出すことが難しくなった方などの場合、まぶたの筋肉、唇など、ご自分の意志で動かせる部位にスイッチを適合(フィッティング)することでコミュニケーションにつなげていきます。このフィッティングが正しくできないと、体に余計な負担がかかってしまうこともありますから、普段からその方に関わっている作業療法士さんと一緒に来館していただくのがよいかと思います。来館できる状況ならできるだけ来館されることをお勧めしています。

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