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「あなたのことを思い出したよ」 年齢や障害を超え、言葉になる前の想いを届ける鳩時計「OQTA」

東京都港区にオフィスを構えるOQTA(オクタ)株式会社。2015年に設立されたベンチャー企業ながら主力商品はなんと「鳩時計」。ただし、時刻に合わせて鳩が鳴くのではありません。スマートフォンの専用アプリからボタンを押すと、連動した鳩時計が鳴る仕組みです。 ユーザーからは「高齢の親に鳩時計をプレゼントしたら、以前よりも身体を動かすようになって薬の量が減った」「家族との会話が増えた」など、さまざまな喜びの声が上がっているそうです。
「スマホをタップするとハトが鳴く」というシンプルな商品が、なぜ利用者にポジティブな効果を生むのでしょうか? 同社の高橋浄久(たかはしきよひさ)さんにお話を伺いました。

専用アプリを表示したスマートフォンとOQTA HATOを手にする、OQTA株式会社CPO(Chief Philosophy Officer)の高橋さん

専用アプリを表示したスマートフォンとOQTA HATOを手にする、
OQTA株式会社CPO(Chief Philosophy Officer)の高橋さん

[ 目次 ]

  1. 偶然に分かった「ひとは誰かに思い出されるとうれしい」
  2. 実家の親や話す時間を取れない家族にプレゼント OQTAは心の距離を縮める
  3. 受け入れられるポイントはシンプルさと負担の少なさ
  4. Wi-Fi環境がなくても使える3Gタイプも開発

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