YouTubeの動画制作は数名で行われているということですが、他の皆さんは具体的にどのようなことを学ばれているのでしょうか?
本田:やはりメインはGoogleアプリの使い方です。Googleアプリは約30種類あるのですが、手軽に使えるのは8つほどです。たとえば、Google Driveに資料などのデータをアップして家族や友達と情報を共有する方法、Googleフォトで写真を共有する方法、Google レンズで画面に映ったものを検索する方法、Google Keepでメモをしておく方法などです。ちなみに講義に使う資料は、すべてGoogle Driveで共有しています。「スマホでこんなことできないかな」と思ったら、大体はGoogleアプリで網羅されているので、その中でも日常使いできるアプリを使いこなせると、生活がとても便利になると思います。
月3回程度開催している八重桜の勉強会の様子(画像:本田さん提供)
高齢者の方は、ICTに苦手意識を持つケースも少なくないと思いますが、八重桜のメンバーはとても積極的に活用方法を吸収されていますよね。
本田:基本的な操作さえ理解すれば、スマホやアプリはとても使いやすいからでしょうね。あと、特にYouTubeで動画を公開することは社会貢献の実感を得られると思います。国内外の方から応援や励ましのコメントをいただくこともあり、それが生きがいにもつながります。また、スマホの使い方や多種多様なアプリの存在を知ることで、自分自身の興味や関心が広がります。これは年齢問わず、きっかけさえあれば好奇心を刺激されると思います。さらにスマホやアプリを使うことで、子どもやお孫さんとのコミュニケーションの接点も生まれます。八重桜はあくまでもきっかけで、メンバーは楽しみながら自主的に学んでいるように思います。
本田さんが講師を経験する中で感じたことを体系的にまとめた資料