今回実証実験したシステムは、今後「横浜ラポール」で活用されるご予定ですか?
谷口:そうですね。今後活用していけたらいいなとは考えています。とはいえ、本格導入となると予算の問題もありますので、慎重に検討する必要があります。ただ、この実証実験は、「社会課題解決への貢献」、「中小企業のチャレンジ支援」、「新たなビジネスモデルの創出」を目標とした「I・TOP横浜」事業の一環でもあります。横浜市の施設を実証実験の場に使っていただき、開発を推進していく。企業の皆様に技術を試していただく機会の提供という使命は果たせていると感じています。
今回、「横浜ラポール」で採用しなかったとしても、私共は実証実験に参加して提案されたデジタルソリューションの良さを理解しています。ですから、これらのシステムを横浜市役所の部署や別の施設に紹介したいと考えています。「横浜ラポール」だけの活用に留まらず、横浜市全体にデジタルの活用を広げて生活をより豊かにしていくことは、デジタル統括本部の役割です。