リモートセンシング研究室

令和8年熊本地震発生を受けたPi-SAR X3による熊本周辺の観測

国立研究開発法人情報通信研究機構
電磁波研究所 リモートセンシング研究室

2026年7月31日 21時25分 作成

2026年7月28日の令和8年熊本地震(M7.1、最大震度7)の発生を受け、7月31日に航空機搭載合成開口レーダーPi-SAR X3を用いて熊本周辺の観測を行いました。

Pi-SAR X3は、X帯(9 GHz帯)の電波を照射し、昼夜、天候を問わず(雲のある無しに関わらず)上空からの観測で広範囲の地表面を高精細に観測できるレーダーです。
(参考: https://www2.nict.go.jp/res/sar.html

今回の観測について

2026年7月31日、10:53から13:15の間に以下に示す観測範囲のデータを取得しました。

【観測エリアマップ】

観測エリアマップ

Pi-SAR X3による観測結果(機上処理データ: 25cm / pixcel)

地震の影響があったと思われる箇所をマークアップしています。

①平成新山周辺(溶岩ドーム崩落)

①平成新山周辺
(溶岩ドーム崩落)

②眉山周辺(斜面崩落)

②眉山周辺
(斜面崩落)

③球磨川・植柳橋周辺(橋の一部が崩落)

③球磨川・植柳橋周辺
(橋の一部が崩落)

④九州自動車道八代IC周辺(道路に段差)

④九州自動車道八代IC周辺
(道路に段差)

⑤九州自動車道八代JCT周辺(橋桁にずれ、地割れ)

⑤九州自動車道八代JCT周辺
(橋桁にずれ、地割れ)

⑥熊本城周辺(西出丸西側の石垣崩落)

⑥熊本城周辺
(西出丸西側の石垣崩落)

現在、国内公共機関を対象としたPi-SAR X3データの検索配信システムを準備中です。準備ができ次第、システムを通したデータ提供を開始予定です。

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