K5/VSSP VLBI システム

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K5/VSSPおよびK5/VSSP32は情報通信研究機構・鹿島VLBIグループが開発したVLBI観測用高機能サンプラーです。K5/VSSPはPCIバス経由で、 K5/VSSP32はUSB2.0インターフェース経由でそれぞれPCに接続されます。これらのサンプラーはVLBI用途以外に一般計測用途のAD変換器としても 使用可能です。
(※ VSSP: Versatile Scientific Sampling Processor)

K5/VSSPサンプラーボード K5/VSSP32サンプラーユニット K5/VSSP64サンプラーユニット

仕様の比較
K5/VSSPサンプラーボードK5/VSSP32サンプラーユニットK5/VSSP64サンプラーユニット
サンプリング周波数(MHz)0.04, 0.1, 0.2, 0.5, 1, 2, 4, 8, 16 0.04, 0.1, 0.2, 0.5, 1, 2, 4, 8, 16, 32, 64 2, 4, 8, 16, 32, 64, 128
内蔵デジタルLPF(ローパスフィルター)(MHz) ---- 2, 4, 8, 16, through 2, 4, 8, 16, 32,through
入力電圧範囲 -1V 〜 +1V -1V 〜 +1V -0.8V 〜 +0.8V
AD変換器アナログ帯域幅 100 MHz 300 MHz 1250 MHz
AD分解能(ビット) 1, 2, 4, 8 1, 2, 4, 8 1, 2, 4, 8
ボード(ユニット)あたりのチャンネル数 1, 4 1, 4 1, 2, 4
ボード(ユニット)あたりの最大データレート 64 Mbps 256 Mbps 1024 Mbps
DCオフセット調整機能 無し ホストPCからリモートで可能 ホストPCからリモートで可能
標準信号入力1PPS, 10MHz 1PPS, 10MHzまたは 5MHz 1PPS, 10MHzまたは 5MHz
データフォーマット VSSPフォーマット VSSP32フォーマット VSSP32およびVSSP64フォーマット
PCとのインターフェース PCI バス USB 2.0 USB 3.0

K5/VSSP, K5/VSSP32 および K5/VSSP64は日本通信機(株)から販売されています。

観測ソフトウェア

K5/VSSP32は2016年12月8日現在、Ubuntu14.04(64bit), Ubuntu16.04(64bit), Debian 7(64bit), Fedora20(64bit), CentOS 7(64bit) で動作することが確認されています。詳細は 以下の「ダウンロードとインストール法の説明」のページをご覧下さい。

技術資料(K5ドキュメント)

サンプラーボード・観測

相関処理

フォーマット変換(K5 <=> Mark5, ADS3000+ => K5, VDIF=>Mark5B)

バンド幅合成

その他

写真集

K5/VSSPデータ処理用ソフトウェア相関器(NICT内部および共同研究相手先のみアクセス可能)

相関ソフトウェアのインストール

ベンチマークテスト

バンド幅合成ソフトウェア

その他のユーティリティソフト

K5ソフトウェア改修履歴


更新日 2020年10月13日