IP-VLBI (K5/VSSP) 観測ソフトウェア群

最近の更新履歴

  • 2020-05-27
    pulsarを開発。パルサー周期に同期したパワーのアンサンブル平均表示
  • 2020-05-20
    oscilloを改修しpowerの時系列表示ができるようにした。
  • 2020-05-13
    m5tok5でVLBAフォーマットのmodulation onモードをサポート
  • 2019-12-13
    vdifsch2mにオプション'-skip'を追加した(最初の任意バイトデータの読み飛ばし機能)。

  • 2019-11-01
    vdifsch2m(単CH/スレッドのマルチスレッドVDIFをマルチチャンネル/スレッドVDIFに変換)を開発。 vdifmch2s, vdifsch2mの両方の機能を持つvdif2vdifを開発。
  • 2019-10-23
    vdifmch2s(マルチチャンネル/スレッドVDIFを単CH/スレッドのマルチスレッドVDIFに変換)を開発。
  • 2019-05-25
    octad2vdifのデバグ。ADビット数情報がVDIFヘッダーに正しくセットされていない(2ビットの 場合でも1ビットとセットされていた)問題を修正した。
  • 2018-10-11
    libipvlbi.c中の"strncmp_nocare"関数に不具合があったので修正した。
    skdchkで全スキャン数が5未満の場合表示が不具合を起こすバグを修正した。
  • 2018-02-19
    speanaにオプション'-ps psname'を追加した。pgplot.ps以外のファイル名を使用したいときに このオプションでセットする。
  • 2018-02-06
    speana_nの1chモードの不具合を修正した。
  • 2018-02-04
    speanaで1chデータの表示が異常な件、アーカイブVer.20170310でlibspeplot.c中の plotspe関数を4ch以上に対応させたときに、speana側が4chまでのままであったため生じた不具合だった。 speana側を改修した。
    注意!:バグのあるアーカイブはVer.20170310, Ver.20171009
  • 2018-01-25
    m5checkでファイルの最初が正常なフレームでない場合にMark5Bと判定できなかった不具合を 改修した。改修個所はlibmk5tok5.c中の"mk5b_dat_anal_new"関数。 m5btok5でファイルの最初が正常なフレームでない場合にMark5Bと判定できなかった不具合を 改修した。改修個所はlibmk5tok5.c中の"convM5B2K5"関数。
  • 2018-01-24
    m5btok5で"-4ch"オプションの解析部分の不具合(再現性なし)を解消するためオプション解析部分を 作り直した。
  • 2018-01-08
    pfondの更新。表示が止まるようにした。今まで最後までの表示が出尽くして終了だったが、最初の 表示を確認できるように50行ずつ間欠的に出力するように修正した。

動作条件

K5/VSSP32サンプラーユニットの推奨環境および動作が確認された環境は以下の通りです。 (K5/VSSP(旧IP-VLBI)サンプラーボードに関する情報提供は中止しました)

K5/VSSP32サンプラーユニット
環境 備考
Debian GNU/Linux 3.1 (kernel 2.6.8-2-386) i386 プラットフォーム オリジナルドライバーの動作環境
Debian GNU/Linux 4.1 (kernel 2.6.18-4-686) i386 プラットフォーム ただしFedraCore用のドライバアーカイブ vlbi-usb-linux-FC-20070411.tar.gz および以降を使用すること
Debian GNU/Linux 5.0 (kernel 2.6.26-1-686) vlbi-usb-linux-1.18.tar.gz を使用
CentOS GNU/Linux (kernel 2.6.9-42.ELsmp) i386 プラットフォーム K5ソフト群のVersion 2007-04-11以降使用のこと
CentOS 5 GNU/Linux (kernel 2.6.18-53.el5) i386 プラットフォーム K5ソフト群のVersion 2007-04-11以降使用のこと
更にFedraCore用のドライバアーカイブ vlbi-usb-linux-FC-20070411.tar.gz および以降を使用すること
CentOS 5 GNU/Linux (kernel 2.6.18-164.el5) i386 プラットフォーム vlbi-usb-linux-1.18.tar.gz を使用
Fedora Core GNU/Linux (kernel 2.6.18-1.2798.fc6) i386 プラットフォーム K5ソフト群のVersion 2007-04-11以降使用のこと
更にFedraCore用のドライバアーカイブ vlbi-usb-linux-FC-20070411.tar.gz および以降を使用すること
Fedora14 GNU/Linux (kernel 2.6.35.10-74.fc14.i686) vlbi-usb-linux-01TK.tar.gz を使用
Ubuntu10.10 GNU/Linux (kernel 2.6.35-22-generic) i686 vlbi-usb-linux-2011-01TK.tar.gz を使用
Ubuntu11.04 GNU/Linux (kernel 2.6.38-8-generic) i686 vlbi-usb-linux-2011-10TK.tar.gz を使用
Ubuntu12.04 GNU/Linux (kernel 3.2.0-86-generic) i686 vlbi-usb-linux-2011-10TK.tar.gz を使用
Ubuntu14.04(64bit) GNU/Linux (kernel 3.13.0-66-generic) x86_64 vlbi-usb-linux64-2011-10TK.tar.gz を使用
Ubuntu16.04(64bit) GNU/Linux (kernel 4.4.0-53-generic) x86_64 vlbi-usb-linux64-2011-10TK.tar.gz を使用
Debian7.11(64bit) GNU/Linux (kernel 3.2.0-4-amd64) x86_64 vlbi-usb-linux64-2011-10TK.tar.gz を使用
Fedora20(64bit) GNU/Linux (kernel 3.19.8-100.fc20.x86_64) x86_64 vlbi-usb-linux64-2011-10TK.tar.gz を使用
CentOS7.2(64bit) GNU/Linux (kernel 3.10.0-327.36.3.el7.x86_64) x86_64 vlbi-usb-linux64-2011-10TK.tar.gz を使用

コンパイル時に以下の警告が出るが、VSSP32は正常に機能しました。

                WARNING: modpost: GPL-incompatible module utds.ko uses future GPL-only symbol 'usb_register_driver'
                WARNING: modpost: GPL-incompatible module utds.ko uses future GPL-only symbol 'usb_deregister'

注意:gcc 4で生じるドライバーmake時のエラーについて(2007/5/16)

VSSP32用ドライバをmakeするときにgccのバージョンが4の場合、

                include/asm/processor.h:87: error: array type has incomplete element type
というエラーが出て、make出来無い場合はカーネルとgccのバージョンが合ってないことが原因と考えられます。その時はgccのバージョンを3に落としてください。

ソフトウェア一覧

K5観測ソフトウェア群(Version 2017-10-09以降)

サンプラー依存ソフト(K5/VSSP, K5/VSSP32用, K5/VSSP64用に別々にコンパイルする必要有り)
signalcheck ボードに10MHzおよび1PPSが供給されているかどうかのチェックプログラム
timesettk ボードの時刻のセット(ログ機能を追加)
timeadjust K5/VSSP(K5/VSSP32)の時刻を秒単位(進み遅れ)でセットする(ログ出力あり)
timedisp ボードの時刻表示
timesync ボードの1PPS同期および時刻表示(ログ機能を追加)
sampling 手動によるデータ収集
sampling2 手動によるデータ収集(高機能版:1秒ファイル生成モードではシンクパターンのチェックあり)
autoobs 自動データ収集。ログ出力機能と複数ハードディスクサポート。 「NOZOMI」観測モードサポート。サブネット観測対応。
monit K5/VSSP(IP-VLBI)ボードおよびK5/VSSP32の入力信号レベルのモニター。時刻表示有り
monit2 主にK5/VSSP32のエラー回数モニター
setdcoffset K5/VSSP32ボードのDCオフセットのセット(ログ出力あり)
pctimeset PCの時刻をK5/VSSP(K5/VSSP32)ボードの時刻に合わせる(ログ出力あり)
timesetpc K5/VSSP(K5/VSSP32)の時刻をPCの時刻に合わせる(ボードテスト用、ログ出力あり)
timecheck K5/VSSP32の時刻表示の誤動作チェック(ログ出力あり)

サンプラー不要のソフト
datachk データチェック (ヘッダー部を頼りにヘッダー間のデータビット数をカウント)。オプションでサンプリング統計表示機能
oscillo サンプリングデータの時系列ダイナミック表示 (PGPLOTでコンパイル時のみ有効)
speana オフラインスペクトル表示(speana2の機能実装済み)
speana_n オフラインスペクトルのダイナミック表示 (PGPLOTでコンパイル時のみ有効)
speana2 オフラインスペクトル表示(高機能版)
skdchk スケジュールファイルのチェック
extdata サンプリングデータファイルから特定のchのデータを抽出しテキストファイルに書き出す
four2one 4chモードで収集したデータから任意のチャンネルのデータを切り出し、1chモードのデータに変換する
datacut サンプリングデータファイルからある時間範囲のデータを抜き出す
datatime_edit サンプリングデータファイルの時刻を修正(変更)する
adbitconv サンプリングデータファイルのADビット数を任意のADビット数(ただし、1,2,4,8)に変換する
one2four 4台のIP−VLBIボードから1chモードで取得したデータファイル4つを結合し、 4chモードのデータファイルを作成する
data_half サンプリングデータを間引きすることにより見かけのサンプリング周波数を半分にする
data_double サンプリングデータを繰り返すことにより見かけのサンプリング周波数を倍にする
k5v32tok5 K5/VSSP32フォーマットデータをK5/VSSPフォーマットに変換する
k5tok5v32 K5/VSSPフォーマットデータをK5/VSSP32フォーマットに変換する
data_recov K5/VSSPおよびK5/VSSP32データヘッダー部の修復を行う
vssplogana sampling(autoobsも可)のログファイルおよびdatachkのサマリー出力ファイルを解析し、 発生エラー状況の統計結果を表示する
aux_recov K5/VSSP32データでデータチェック時にAUX MISALIGN (misaligned AUX field)と表示されるデータの修復を行う
pcalcheck K5/VSSPおよびVSSP32データファイル中のPCAL位相と強度をグラフ表示する
pulsar パルサープロファイル(パルサー周期に同期したアンサンブル平均)を表示する (VSSPフォーマット専用)

ボードテスト用シェルスクリプト(観測ソフト群のアーカイブに含まれています)
vssp32test.sh K5/VSSP32ユニットのサンプリング周波数を変えての自動テスト
vssp32test2.sh K5/VSSP32ユニットのサンプリングパラメータを固定して、繰り返しの耐久テスト
vssp32test3.sh K5/VSSP32ユニットのサンプリング周波数を変えての自動テスト。下限周波数の設定可

K5/VSSP<==>Mark5フォーマット変換ソフト群
k5tom5 K5からMark5への変換(K5/VSSP32フォーマットもサポート)
k5tom5b K5からMark5Bへの変換(K5/VSSP32フォーマットもサポート)
m5check Mark5のファイル形式チェック(8|16|32|64トラックモードの自動判定) およびシンクブロックチェックなしでのヘッダー部表示
m5time Mark5データの時刻表示
m5btime Mark5Bデータの時刻表示
m5tok5 Mark5からK5への変換(Mark5全モード対応高速版:K5/VSSP32への変換は未対応)
m5btok5 Mark5BからK5への変換
m5vex_ana VEXファイルの解析を行う
m5b_recov k5tom5bのVer.2016-07-20以前で変換したMark5Bファイルの不具合 (0hUTCをまたぐスキャンで発生)の修正を行なう

ADS3000+(DBBCモード) <-> K5/VSSPフォーマット変換ソフト群
ads2k5 ADS3000+のDBBCモードデータからVSSP32またはVSSPフォーマットへの変換

VDIFフォーマット <-> K5フォーマット変換ソフト群(含むVDIF->Mark5B、VDIF->VDIF)
vdif2k5 VDIFからK5/VSSP32フォーマットへの変換を行う
vdifcheck VDIFのファイル形式をチェックする
speana_vdif VDIFデータのスペクトル表示
k5tovdif K5からVDIFへのフォーマット変換を行う
vdiftom5b VDIFからMark5Bへの変換
vdifsch2m 単CH/スレッドのマルチスレッドVDIFをマルチチャンネル/スレッドVDIFに変換
vdifmch2s マルチチャンネル/スレッドVDIFを単CH/スレッドのマルチスレッドVDIFに変換
vdif2vdif vdifsch2m, vdifmch2sの機能を有する

K5/VSSP観測ソフトウェア群の詳細はここをご覧下さい。
K5/VSSP観測時に発生するエラーコードの詳細はここをご覧下さい。
ボードテスト用シェルスクリプトの詳細はここをご覧下さい。
K5/VSSP <-> Mark5フォーマット変換ソフト群の詳細はここおよびここをご覧下さい。
ADS3000+(DBBCモード) <-> K5/VSSPフォーマット変換ソフトの詳細はここおよびここをご覧下さい。
VDIF -> Mark5Bフォーマット変換ソフトの詳細はここをご覧下さい。

サンプラーボードおよびユニットの問題点と対処法

K5/VSSPに生じている問題点と対処法(2007/03/29版)

K5/VSSP32に残っている問題点と対処法(2008/1/24版)

IP-VLBI (K5/VSSP) 観測ソフトウェア群のインストール

一つのソースファイルでFreeBSD、linux、一部サンプラーボードを使用しないユーティリティについては WIN32のすべてに対応しています。
具体的には

   #ifdef WIN32
    printf("This is Windows \n");
   #elif defined(__FreeBSD__)
    printf("This is FreeBSD \n");
   #elif defined(linux)
    printf("This is linux \n");
   #endif

の原理を使っています。

K5観測ソフトウェア群のインストール法

すでにサンプラーのドライバーは別途インストールされているものと します
1. 適当なディレクトリにipvlbi_obs20201020.tar.gz (IP-VLBI(K5/VSSP)ユーティリティVer.2020-10-20) を置く
2. tar xvzf ipvlbi_obsXXXXXXXX.tar.gz
で解凍する
3. cd ipvlbiXXXXXXXX
で作業ディレクトリを移動する。
4. 【注:Ver.2016-10-04以降インストール法が大幅変更になりました】
Ver.2016-08-08およびそれ以前のアーカイブのインストール法は install_obs.20161003.htmlを参照してください。

K5/VSSP32をインストールする場合は、

  make 
を実行する。

K5/VSSP64をインストールする場合は、

  make S=VSSP64
を実行する。

グラフィック表示はデフォルトではPGPLOTですが、GNUPLOTを使用したい場合は

  make G=GNUPLOT 
を実行する。
(追記 2018/09/27:最近のバージョンはGNUPLOTを使ったグラフィック表示のチェックを行なっていません。 グラフィック表示が不具合を起こす場合はPGPLOTを使うようにしてください。)

サンプラーを使用しないユーティリティのみインストールしたい場合は

  make S=NONE 
を実行する。

コンパイルしなおす場合は

  make clean
を実行後、makeし直す。

5. 【環境の設定を行う】

インストールしたソフト群のディレクトリが例えば$HOME/K5/ipvlbiXXXXXXXXである場合
シンボリックリンクで

  ln -s $HOME/K5/ipvlbiXXXXXXXX $HOME/ipvlbi

すでにリンクがある場合新しく貼り直す場合は"f"オプションをつけて、

  ln -sf $HOME/K5/ipvlbiXXXXXXXX $HOME/ipvlbi

でリンクを作成し、.bashrcなどのリソースファイル中で

  export PATH=$PATH:$HOME/ipvlbi/bin     (.bashrcの場合)
  
  setenv PATH $PATH:$HOME/ipvlbi/bin     (.cshrcの場合)

を記述しておけば、K5ソフト群のバージョンアップを行った際もシンボリックリンクを張り直すだけで良くなる。

Ver.2010-02-08以降のアーカイブではmanページファイルも含まれているので、.bashrcなどに

  export MANPATH=$HOME/ipvlbi/man:$MANPATH     (.bashrcの場合)
  
  setenv MANPATH $HOME/ipvlbi/man:$MANPATH     (.cshrcの場合)

を記述しておけば、manコマンド(例えば"man autoobs"等)でK5ソフト群の使用方法を得ることができる。
(追記2018/07/11: 最近のlinuxのディストリビューションではMANPATHに 追加の記述をしなくても.basrcなどでPATHの追加を行なっておけば K5ソフトのmanページへのパスが自動的に追加される。実際のMANPATHはmanpathコマンドで確認できる。)
なお、"man k5util"を実行することにより、K5ソフト群全体の説明を得ることができる。

ユーティリティの詳細は 取り説をご覧下さい。

PGPLOTのインストールをするにはここをご覧下さい。
GNUPLOTは大抵の場合予めインストールされていると思いますが、インストールされていない 場合は適宜インストールを行い(GNUPLOTのインストール法はここでは触れません)、 gnuplotコマンドにパスを通して下さい。
(追記 2018/98-27:最近のバージョンはGNUPLOTを使ったグラフィック表示のチェックを行なっていません。 グラフィック表示が不具合を起こす場合はPGPLOTを使うようにしてください。)

K5/VSSP <--> Mark5フォーマット変換ソフト群およびADS300+(DBBCモード) <-> K5/VSSP変換ソフトのインストール法

1. 適当なディレクトリにipvlbi_m5k20201020.tar.gz (K5・Mark5・ADS3000+ フォーマット変換ユーティリティVer.2020-10-20) を置く
2. tar xvzf ipvlbi_m5kXXXXXXXX.tar.gz
で解凍する
3. cd ipvlbiXXXXXXXX
で作業ディレクトリを移動し、

  make T=M5K 
を実行する。

VDIF <--> K5/VSSPフォーマット変換ソフト群およびVDIF->Mark5B変換ソフトのインストール法

1. 適当なディレクトリにipvlbi_vdif20201020.tar.gz (K5・VDIF フォーマット変換ユーティリティVer.2019-06-02) を置く
2. tar xvzf ipvlbi_vdifXXXXXXXX.tar.gz
で解凍する
3. cd ipvlbiXXXXXXXX
で作業ディレクトリを移動し、

  make T=VDIF 
を実行する。

K5/VSSP(旧IP-VLBIボード)とK5/VSSP32の同時インストール

K5/VSSP32をインストールしているPCにK5/VSSPの観測ソフトをインストールすることが出来ます。以下に手順を載せます。 (注:Ver. 2007-10-30以前と手順が若干異なっています)

K5/VSSPを常用とする場合

1. 両方のドライバ(K5/VSSP用はlinux2.6用ドライバを使用する)をインストールする
2. cd ipvlbiXXXXXXXX/src で作業ディレクトリを移動
3. make S=VSSP32 で観測ソフト群をK5/VSSP32用にコンパイルする
4. make install S=VSSP32 を実行する
5. 4.の作業の結果として ipvlbiXXXXXXXX/bin32 以下にK5/VSSP32用の観測ソフト(実行プログラム)群が収納される
6. ipvlbiXXXXXXXX/src ディレクトリで今度は make clean
7. 更に make S=VSSP を実行する。この作業により観測ソフト群がK5/VSSP(旧IP-VLBIボード)用にコンパイルされる
8. make install S=VSSP を実行する
9. 8.の作業で ipvlbiXXXXXXXX/bin 以下にK5/VSSP用の観測ソフト(実行プログラム)群と両方(VSSPおよびVSSP32)に共通に 使用できるプログラム群が収納される。またipvlbiXXXXXXXX/bin_vssp以下にもK5/VSSP用の実行プログラムが収納される

K5/VSSP32を常用とする場合

上記の手順で先にK5/VSSP用ソフト群をインストールし、後でK5/VSSP32用ソフト群をインストールする。具体的な手順は以下の通り
1. 両方のドライバ(K5/VSSP用はlinux2.6用ドライバを使用する)をインストールする
2. cd ipvlbiXXXXXXXX/src で作業ディレクトリを移動
3. make S=VSSP で観測ソフト群をK5/VSSP用にコンパイルする
4. make install S=VSSP を実行する
5. 4.の作業の結果として ipvlbiXXXXXXXX/bin_vssp 以下にK5/VSSP用の観測ソフト(実行プログラム)群が収納される
6. ipvlbiXXXXXXXX/src ディレクトリで今度は make clean を実行する
7. 更にmake S=VSSP32 で観測ソフト群をK5/VSSP32用にコンパイルする
8. make install S=VSSP32 を実行する
9. 9.の作業で ipvlbiXXXXXXXX/bin 以下にK5/VSSP32用の観測ソフト(実行プログラム)群と両方(VSSPおよびVSSP32)に共通に 使用できるプログラム群が収納される。またipvlbiXXXXXXXX/bin32以下にもK5/VSSP32用の実行プログラムが収納される。

上記の手順でipvlbiXXXXXXXX/bin 以下には最後にコンパイルした観測ソフト(実行プログラム)群と両方(VSSPおよびVSSP32)に共通に 使用できるプログラム群が収納され、ipvlbiXXXXXXXX/bin_vssp 以下にK5/VSSP用の観測ソフト(実行プログラム)群、 ipvlbiXXXXXXXX/bin32 以下にK5/VSSP32用の観測ソフト(実行プログラム)群が収納される。 従って、例えばsignalcheckをK5/VSSP32ユニットに対して実行するときは

   ipvlbiXXXXXXXX/bin32/signalcheck
K5/VSSPボードに対して実行するときは
   ipvlbiXXXXXXXX/bin_vssp/signalcheck
のようにする。
なお、ipvlbiXXXXXXXX/bin以下には最後にコンパイルしたサンプラに対する実行プログラムが収納される。

ダウンロード

最新および古いバージョンのIP-VLBIボードドライバーのダウンロード

最新および古いバージョンの観測ソフトダウンロード

  • 最新バージョン (インストール方式がVer.20161004以前と大幅に変更になっているので注意)
  • 古いバージョン

    更新履歴


    更新日 2021年1月13日