災害時通信

衛星通信は、サービスエリアの広域性、回線設定の柔軟性、地震や津波などの影響を受けず耐災害性が高いことから行政、民間等多方面で普段から地上回線のバックアップ回線として活用されています。災害時には通信の確保が最も重要な課題であることから、東日本大震災が発生した時、NICTは緊急消防援助隊東京都隊と一緒に被災地に入り、超高速インターネット衛星（WINDS）を活用した緊急ネットワークを提供することで、救援活動に貢献しています。技術試験衛星9号機（ETS-9）においては、WINDSでの経験を踏まえながら、災害時の実運用に耐えられる衛星通信システムの研究開発を目指しています。