聴覚障害児にとってテンポやリズムの理解は、音楽を学ぶうえで難しいことのひとつ。そこで、その困難を乗り越えるために開発されたのが、光と振動を通してテンポやリズムを伝える「Palm Beat」という、たまご型と指揮棒型のデバイスです。具体的にどのようなデバイスなのか、またどのような学習効果が期待できるのかについて、開発に携わったメンバー4名に詳しい話を伺いました。
「Palm Beat」の開発メンバー。左から、電通の大江智之さん・阿部光史さん、筑波大学附属聴覚特別支援学校小学部元教諭の山本カヨ子さん、ピラミッドフィルムクアドラの阿部達也さん、以下肩書きは取材当時のもの。