社会実装例
NICTは、研究開発だけでなく、
成果を広く社会へ還元しています。
各研究所の社会実装例をいくつかご紹介します。
電磁波研究所
近接電波耐性試験用アンテナTEMホーンアンテナ

TEMホーンアンテナ

小型TEMホーンアンテナ
スマートフォンをはじめとする携帯型無線機の急速な普及に加え、5G(第5世代移動通信システム)を含む通信インフラの高度化・整備が進んでいます。これらの携帯型無線端末が医療電子機器などの電子機器の近くで使用された際、無線端末からの電波により機器が誤動作することを防ぐため、電子機器の近接電磁耐性試験(近接イミュニティ試験)に適した「TEMホーンアンテナ」を開発し、製品化・販売しています。
ネットワーク研究所
光・電子デバイスの基盤技術量子ドットウエハ

量子ドット断面像(白い点々が原子)

量子ドット表面の観察像

量子ドットウエハを用いた
光増幅デバイス
量子ドットウエハとは、半導体基板(ウエハ)の上に量子ドットというナノサイズの微細粒子状の結晶を成長させたもので、省電力で高温動作に強いレーザーや、光ファイバ通信のデータ信号増幅など、様々な光・電子デバイスの基盤となる技術です。量子ドットは、その粒子サイズにより特定の波長の光を効率的に発光する特性を持ち、これを利用した優れた広帯域性や波長制御性により、多様な光・電子デバイス応用が期待されています。
(参考)
サイバーセキュリティ研究所
サイバー攻撃観測・分析システムNICTER

NICTER(ニクター)は、無差別型サイバー攻撃の大局的な動向を把握することを目的としたサイバー攻撃観測・分析システムであり、ダークネットと呼ばれる未使用のIPアドレスを大規模に観測しています。本来、未使用のIPアドレスに通信は届かないはずですが、実際にはマルウェアに感染した機器によるスキャン活動など、サイバー攻撃に関連した通信が大量に届きます。このダークネットで観測された通信の分析を通してサイバー攻撃の動向を把握し、新たな脅威の発見や対策の導出につなげることがNICTERの中心的なミッションです。
(参考)
NICTERWEB外部リンク
ユニバーサルコミュニケーション研究所
多言語音声翻訳アプリVoiceTra
NICTでは、長期間にわたり多言語翻訳技術の基礎研究を実施し、技術・言語データなどを蓄積しています。VoiceTra(ボイストラ)は、話しかけたことを外国語に翻訳する音声翻訳アプリです。NICTの多言語音声翻訳技術は様々なケースに応じて社会展開されており、言葉の壁を感じない社会の実現を目指しています。
(参考)
未来ICT研究所
超伝導ナノワイヤ単一光子検出器SNSPD<

NICTで開発を進めた超伝導ナノワイア単一光子検出(SNSPD)技術に関して、技術移転を実施した企業において、最大12チャンネルの超伝導ナノワイア単一光子検出器(SNSPD)システムを試作し、ネットワーク型量子コンピュータ実現に向けたフィールド実証に成功しました。これは、2050年の誤り耐性型汎用量子コンピュータ実現を目指す内閣府のムーンショット目標6に向けた重要な成果であり、超高効率・超低暗計数のSNSPD技術の国産化に道筋をつけるものです。
(参考)
プレスリリース 2022年9月16日









