ICTで、未来をどうする?
ゼネラリストとして、
NICTの組織強化に貢献したい

NICTの総合職には、研究を推進するための研究環境の改善や研究者と一般の方々との橋渡しをするという役割がある。複数の業務に携わってきた経験を活かし、ゼネラリストとしてより広い視野からNICTの組織強化に貢献するとともに、研究者とともに研究成果を広く社会に伝える活動を通して、ICTの普及にも役立ちたい。

総合職
馬渕 奈緒子
[プロフィール]
1989年入構後、総務部会計課物品管理係、総務部庶務係(所長秘書)などを経験後、女性初の地方異動として関西支所(現在の未来ICT研究所)に赴任、その後も財務、総務などを経て、現在のサイバーセキュリティ研究所総合企画室に室長として着任。
※部署・役職はインタビュー当時のものとなります。

NICTの総合職には、研究を推進するための研究環境の改善や研究者と一般の方々との橋渡しをするという役割がある。複数の業務に携わってきた経験を活かし、ゼネラリストとしてより広い視野からNICTの組織強化に貢献するとともに、研究者とともに研究成果を広く社会に伝える活動を通して、ICTの普及にも役立ちたい。

国家公務員試験合格後、NICTの面接を受けて内定をいただくことができました。NICTは社会の基盤を支える通信分野で女性が長く働ける印象を持ちました。1989年の入構後は、総務・財務・連携・知財など様々な部署を経験し、昨年にサイバーセキュリティ研究所の総合企画室に室長として着任しました。
NICTの総合職は、定期的なジョブローテーションで様々な部署を経験することでゼネラリストとして活躍しています。私も多くの部署を経験させていただき、各部署がどんな業務を行っているのか理解することができました。
特に総合企画室では、各種担当部署と研究室との間に立ち、協力して業務を進めることが求められます。例えば、経営企画部や業務企画部とは事業や研究の予算申請、人事室とは人材の採用関係、財務部とは調達や施設管理、法務・コンプライアンス室とは共同研究等の契約に関する確認など様々な業務がありますが、こうした連携を行う際に、相手の考え方や業務内容を知っておくことがスムーズな連携につながります。その他にも、研究所のWebページの掲載記事の確認や、イベント時の説明員対応など、研究所の活動を外部に対して広報する役割も担っています。

総合企画室の役割は、研究所の円滑な活動を支えること。さらに多くの方に研究所の魅力を発信するなど幅広い業務があります。当然、室長としては広範囲に及ぶ業務を滞りなく進める責務があります。そこで重要になるのが総合企画室のマネジメントです。メンバーに仕事の割り振りをして、その進捗管理や適宜指示を出してスムーズに業務を遂行する。仕事の割り振りでは、各自のスキルや得意分野などを把握したうえで適材適所を心がけています。また、メンバーにはすべてを教えるのではなく、ヒントを出して自分の頭で考えてもらうようにしています。できるだけ様々な業務を経験し、ゼネラリストとして広い視野を育成してほしいと思っています。メンバーが成長した姿を見た時は、何よりもうれしさを感じます。今後も総合企画室のメンバーとともに研究者が研究に集中できる環境作りに取り組みたいと考えています。
各種イベントの運営にも携わり、
研究成果を広く伝える。
サイバーセキュリティ研究所総合企画室の役割は、研究所の窓口として本部や構外の方々とコミュニケーションを図りながら、研究所内の円滑な活動を支えるとともに、各研究室の成果を広く伝えていくことです。そんな広報活動の一環として毎年、Interop Tokyo等への出展やサイバーセキュリティシンポジウムを主催し、研究成果を発表しています。こうしたイベントに必要な準備や企画運営も担当しています。イベントでは、実際にブースを訪れた方々へ説明することもありますので、総合職でもある程度の説明スキルを身につけることも必要です。


研究機関の総合職の仕事は、研究者の支援をするために様々な事務手続きを行うことですが、けっして受動的な仕事ではありません。単に事務手続きをこなすのではなく、少しでも改善の余地があると感じたら、効率的に行うにはどうすればいいのか、全体として工数を減らすにはどんな方法があるのかといった小さな工夫や改善策を常に考えることが大切です。私も契約室に在籍していた時、研究室からの要望をもとに、100万円以下の消耗品などの購買で、インターネットを活用し、見積書徴取と発注後の納品に係る時間を短縮できる仕組みの導入に携わりました。この仕組みの導入は各研究室からも歓迎され、「要望を実現できて良かった」と思ったのと同時に、現場の声を尊重して改善に活かそうという組織文化を感じました。そういう意味でも、NICTの総合職に求められるマインドは、主体性を持ち、課題を解決するという積極的な姿勢です。例えば、デジタルツールを活用するスキルを持つ人は、その知見を活かした具体的な提案や、実際に使っているところを見せて業務改善につなげるなど、キャリアが浅くても活躍できる機会があります。


※写真はイメージです
[もうひとつの顔]
少年サッカーチームの
ボランティア活動に打ち込む。
子どもが小学生の頃に所属していた少年サッカーチームの運営を、今でもボランティアとしてお手伝いしています。子供たちがサッカーできる環境を維持できるよう、チーム内外の方々と協力し合いながら、細かい雑務を担当しています。子どもたちのはつらつとしたプレーを、指導者と保護者と一緒になって応援することで、私も元気をもらっています。
