宇宙通信システム研究室では、光衛星通信とKa帯衛星通信との組み合わせで、将来の宇宙ビックデータを活用できる宇宙－地上統合ネットワークの実現に貢献します。

研究とは、これまでにない新しい知見や技術により人々を豊かにする重要な活動だと考えています。

当研究室では、宇宙通信技術の研究開発を通して、これまで離島でICT技術を使えなかった方々をはじめ、船舶、航空機、さらには月でも自由にスマートフォンを使えるような未来を実現していきたいと考えています。宇宙から地球を見ると国間に境はありませんので、国境を越えてグローバルに人類に役立つ宇宙通信技術の実現を目指し、研究開発を推進しています。

宇宙開発に興味のある方、是非一緒にそのような未来を創っていきましょう。

5Gの実用化により、地上ではこれまで通信が困難だった場所や環境での通信が可能になり、人とあらゆるモノが無線通信でつながるIoTや、さらに進化したIoEが普及していくことが期待されています。しかし、通信のための基地局がない海上や電波が届かない山間部などの僻地、あるいは災害非常時で基地局が被害を受けた場合は5G を利用することができません。

宇宙通信システム研究室では、この問題を解決するために光衛星通信とKa帯衛星通信を組み合わせることで、5Gによる通信をサポートし、宇宙ビッグデータの活用も視野に入れた、宇宙－地上統合ネットワークの実現を目指して研究開発を行っています。

当研究室には国内外から集まった約30名の研究者が在籍し、各研究プロジェクトの研究開発や、成果展開に向けた業務を行っています。

学術会議や標準化会合、学会誌、研究会等で、研究内容や成果を発表しています。

研究成果を社会に役立てるため、標準化に取り組むほか、技術移転や資料公開、特許の取得に努めています。また、報道発表などの広報活動を通じて広く情報発信しています。

特に優れた成果は、外部団体から表彰も受けています。

人々の役に立つ無線通信技術の研究開発を行うには、国内外を問わず、多種多様な業界やユーザーとの情報交換や連携が不可欠です。

当研究室は、いつでも新たな出会いやつながりを歓迎します。