年代 | 時計の歴史 | 暦の歴史 | 物理学・天文学の発見 |
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4000~3000B.C.頃 | 人類最初の時計、日時計の発明 人類最初の時計と言われる日時計が、エジプトで発明される。 |
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3000~2500B.C.頃 | 時間の単位の発明 古代バビロニア人の使用していた数学・天文学(12進法・60進法・円周360度)から、(※1年=360日)1日=24時間、1時間=60分、1分=60秒などの時間の単位の基礎を作る。 |
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1400B.C.頃 | 水時計の発明 エジプトで目盛つきの水時計が発明され、夜でも時間を知ることができるようになる。 |
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600B.C.頃 | サロス周期 日食と月食が18年11日周期で、ほぼ同じ状況で起こることをカルデア人が発見する。 |
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200B.C.頃 | 水時計の改良 ローマのクテシビウスによって、流れる水の量が一定で文字盤付きの優れた時計が作られる。 |
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45B.C | ユリウス暦 1年=365.25日とした太陽暦であるユリウス暦をユリウス・カエサルが制定する。 |
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2世紀頃 | 天動説の提唱 プレマイオスが天動説を数学的理論として体系化させる。 |
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1543 | 地動説の提唱 コペルニクスが著書『天体の回転について』で地動説を発表。この著書がグレゴリオ暦制定に大きく貢献した。 |
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1581 | 振り子の等時性 ガリレオ・ガリレイが振り子時計の原理となる「振り子の等時性」を発見。 |
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1582 | グレゴリオ暦 グレゴリウス13世ユリウス暦を改正し、1年=365.2425日としたグレゴリオ暦を制定。 |
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1610 | 地動説の証拠を発表 ガリレオ・ガリレイが天体観測の論文『星界の報告』で木星衛星の動き、太陽の黒点の動きについてなどを発表。 地動説の証拠となる。 |
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1619 | ケプラーの法則 惑星の運動に関するケプラーの法則を発表。 |
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1656 | 振り子時計 ホイヘンスが振り子の等時性を利用した最初の振り子時計を発明する。 |
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1675 | ひげぜんまい式てんぷ時計 ホイヘンスがひげぜんまいを利用したさらに精度の高い時計を発明。 |
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1760 | クロノメーター イギリス・ヨークシャーの大工、ジョン・ハリソンが何回もの改良を重ね、非常に正確な時計(クロノメーター)を発明する。温度変化や船の動揺、緯度の差による重力変化などに耐えられる時計によって、安全確実な大西洋横断航海を可能にする。 |
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1799 | メートル法による秒の定義制定 フランスでメートル法が制定され、1秒は一平均太陽日の86400分の1と定義される。 |
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1873 (明治6) |
日本でグレゴリオ暦の施行 太陰太陽暦が替わり太陽暦(グレゴリオ暦)を採用。1872年12月3日を1873年1月1日に変換。 |
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1880 | 水晶結晶の圧電気現象(ピエゾ効果)の発見 ジャック・キュリーによる、水晶時計の原理の発見。 |
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1883 | 絶対時間をマッハが批判 マッハが、著書「Die Mechanik in ihrer Entwickelung」でニュートン力学とくに絶対空間・絶対時間に対する批判を行う。アインシュタインの相対性理論に大きな影響を与える。 |
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1884 | 世界の標準時決定 国際子午線会議で、イギリス グリニッジ天文台を通る本初子午線を経度0度とし、ここを基準に世界の標準時を定めると決定した。 |
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1886 (明治19) |
日本の標準時決定 東経135度の時刻(世界標準時から9時間進んだ時刻)を日本の標準時と決定した。 |
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1895 | ニューカムの太陽表 アメリカの天文学者ニューカムが、天文観測に基づいて1900年以降の太陽の黄道上の運動の理論式を著した「ニューカムの太陽表」を発表。この論文があとに制定される歴表示に大きく貢献する。 |
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19世紀後半 | ニュートン力学に一致しない水星の近日点移動 ルヴェリエが、水星の近日点の移動がニュートン力学での理論値に一致しないことを発見する。 |
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1900 | 量子論の創設 プランクが量子仮説を提唱する。これが量子論の始まりとなり、物理学に大きく貢献する。 |
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1905 | 特殊相対性理論 アインシュタインによって特殊相対性理論が発表される。 絶対時間の概念を否定し、相対時間を提案。 |
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1913 | ボーアの原子模型 ラザーフォードの原子模型にプランクの量子仮説を導入して、水素スペクトル線系列を説明することに成功し原子構造が明らかになる。前期量子論の発展に大きく貢献する。 |
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1915 | 一般相対性理論 曲がった時空の概念、重力赤方偏移、水星の近日点移動を説明。 |
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1921 | 自由振り子時計 ショートが自由振り子時計(ショート時計)を発明し、精度をさらに高める。 |
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1920~30年代 | 振り子時計の精度向上による天文学の進歩 ショート時計が天文台での時計として活躍する。高い精度によって、地球の自転の季節変動や潮汐摩擦による自転速度の減衰などを発見するデータに貢献する。 |
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1925 | ボース・アインシュタイン凝縮 アインシュタインが、インドの物理学者ボースから手紙をもらったをきっかけにして、ボース・アインシュタイン凝縮の存在を予言する論文を発表。後のレーザー開発のきっかけになる。 |
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1927 | 水晶時計 マリソンによって世界で始めての水晶時計が開発される。 |
地球の自転を基準にする時間の定義への批判 アンドレ・ダンジョンが、時計の基準は従来の地球の自転(1日)によるものではなく、自転よりも規則正しい公転(1年)による基準にすべきと主張。 |
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1930年代後半~40年代 | 水晶時計の実用化 研究室の周波数標準がショート時計から水晶時計に代わった。平均恒星時の非一様性(地球自転の不規則変動)のデータに貢献する。 |
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1945 | ラビがセシウム原子による原子時計を提案 原子泉磁気共鳴と呼ばれていた手法を用いて原子時計が出来ることを提案した。 |
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1949 | 世界初の原子時計 アンモニア分子を用いた世界初の原子時計が開発される。 |
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1950年代 | 原子時計の実用化 高精度時系、周波数標準VLBIの可能性。 |
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1954 | アンモニアメーザーの発明 タウンズがアンモニアメーザーの開発に成功する。 |
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1955 | セシウム原子時計 ルイス・エッセンら(NPL)により、セシウム原子時計の開発を成功する。 |
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1956 | 暦表時による秒の定義 以前は地球の自転に基づく秒の定義だったが季節変動があるため、CIPMは地球の公転に基づく歴表時による定義を決定。 |
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1958 | 国際原子時(TAI)開始 セシウム原子の振動数によって定義された原子時が、1958年1月1日0時0分0秒の世界時を基準に開始される。 |
レーザーが理論的に実現できることを発表→レーザー開発が加速する C・T・タウンズとA・L・ショウロウが論文「赤外線と光学メーザー」を発表。誘導放出によって可視光を含む短波長の光を発生できるという理論を発表する。レーザーが理論的に実現の可能性を指摘。 これがきっかけで、レーザーの開発が活性化する。 |
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1960 | 水素メーザー開発 ラムゼーらハーバード大学のチームが水素メーザーを開発。 |
世界初のレーザーを発明 Maimanがルビー結晶によるレーザーを実現させる。 |
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1967 | 原子時による秒の定義 かつての秒の定義は、地球の自転や公転に基づいた天文学的な定義だったが、セシウム原子の周波数標準に基づく量子力学的な定義に改定された。 |
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1971 | 原子時計を用いた相対性理論の実験 ジェット機に原子時計を載せ、運動と重力による時間の遅れを検証。 |
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1972 | 協定世界時(UTC) 1秒の長さが原子時と同じで、暦を閏秒調整する協定世界時が始まる。 |
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1980年代 | レーザー冷却の研究 原子泉式原子時計で使用されるレーザー冷却の研究がこのころ一気に進む。 |
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1985 | レーザー冷却、初めての成功 ベル研究所のS.Chuらにより、ナトリウム原子を3次元的にレーザー冷却することに初めて成功する。 |
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1993 | GPSネットワーク完成 24基の人工衛星が打ち上げられ、GPSネットワークを完成させる。 |
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1995 | ボース・アインシュタイン凝縮の実現 1925年にアインシュタインが予言したボース・アインシュタイン凝縮が実現される。 |