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東日本大震災から11年
2011年3月11日。
私たちはあの日を決して忘れることはありません。
電気・ガス・水道・通信網、あらゆるインフラがダウンしました。
特に、通信面では、固定電話はもとより携帯電話もインターネットも使えず、安否確認はもちろんのこと、救助や支援に必要な情報収集や連絡の手段が途絶えてしまいました。
災害が発生して数日後、東京消防庁の協力要請を受け、NICTワイヤレスの研究者数名が、超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の可搬型地球局とともに被災地へ赴き、現地の災害対策本部と東京消防庁とを衛星通信で接続しました。
約一週間後には、特定非営利活動法人BHNテレコム支援協議会と共同で、NICTワイヤレスのコグニティブ無線ルータ500台を岩手県や宮城県の避難所に設置し、インターネット環境を提供しました。
また、同年末には、福島県浪江町に無線で放射線量の遠隔モニタリングを可能とする放射線量計を設置するなど、まだ商用化されていない無線通信技術や衛星通信技術が支援に役立てられました。
東日本大震災から今日で11年。
震災によってお亡くなりになられた方々には謹んで哀悼の意を表すとともに、ご遺族の方々には心からお悔やみ申し上げます。
11年という月日は長いようですが、今も約4万人が避難生活を余儀なくされており、復興の道のりは続いています。
科学技術は人が安心して豊かに暮らせるためのものです。
NICTワイヤレスは、人の心と心をつなぎ、生活に寄り添いながら、復興や発展を支えていける無線通信技術やネットワークを実現するため、これからも研究開発に邁進してまいります。
平和と復興への祈りをこめて。
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