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光空間通信技術(10Gbps級光空間通信)

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光空間通信技術(10Gbps級光空間通信)

衛星搭載用10Gbps光通信機器・ビーコン送信機器開発

NICTは、開発したHICALI*(超高速先進光通信機器)を2025年度打ち上げ予定の静止衛星・技術試験衛星9号機(ETS-9)に搭載し、静止軌道と地上間で10Gbps級の光フィーダーリンクを実証することを目指しています。

静止衛星と地上間の光回線は3~4万キロメートルの距離があるため、距離減衰が大きく、また、光回線は大気揺らぎの影響を受けるため、様々な技術課題があります。回線が成り立つためには、送信電力を上げ、開口径を広げて精追尾システムを使用する方法がありますが、搭載側の消費電力や重量、従来技術の制約があります。そのため、HICALIを完成させて、実証実験で評価する予定です。

また、HICALIに対向する光通信地上局側においても、大気伝搬、特に大気揺らぎの影響を軽減する、波面補償システム開発と高精度の精追尾が必要となり、その設備を備えた光通信地上局を準備しています。

*HICALI:HIgh speed Communication with Advanced Laser Instrument

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