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ぱぶまるブログ
なぜ繋がらない!?
最近、自宅の無線ルータの調子が悪く、取替え作業をしました。無線ルータの取換え、PCや携帯電話への設定・接続と順調に進みました。ところが、最後、プリンターに接続するところで大混乱してしまいました。
プリンターのマニュアルを開いたところ、無線機器との接続については初期導入時の設定に関する記述しかなく、導入後の設定変更などは対応方法が不明でした。そこで、サポートセンターに連絡し、プリンターと無線ルータの自動接続について手順を教えてもらったのですが、何度試してみてもエラーが発生して接続できないのです。サポートセンターともやりとりを重ねましたが解決せず、最後はUSBケーブルで物理的にPCとプリンターを接続し、無線ルータのSSIDをプリンターに登録する方法を紹介されました。しかし、自宅のプリンターにはこれまでUSBで接続したことがなく、直ぐに使えるUSBケーブルが見当たらなかったため、ひとまずその手順だけを聞いて一旦電話を切りました。
その後も諦めず、プリンターと無線ルータの自動接続の手順をネットで再確認して接続を試みましたが、最終的にはエラーが発生してしまいどうしても接続できません。最後は仕方なく、USBケーブルを使用して無線ルータの設定変更を試すことにしました。プリンター側のUSBコネクタを確認したところ、一般的なType-AではなくType-Bでした。自宅にあったUSBケーブルはどれもA-Aタイプ(両端ともType-A)のみで、A-Bタイプ(片側がType-A、もう一方がType-B)のケーブルが見つかりません。困った挙句、別の機器で使用中であったA-Bタイプのケーブルを一時的に拝借してプリンターに繋ぐことにしました。
その後、USB経由でSSIDを登録して無事に無線ルータとの接続が完了しましたが、結局、無線ルータの取替えに半日以上かかってしまいました。
後に調べたところ、無線ルータの自動接続には、標準化されたWPS以外にメーカ独自方法があることが分かりました。原因は不明ですが、新調した無線ルータとプリンターメーカ独自の方法との互換性が低かったのかもしれません。一方、USBケーブルは物理的形状の互換性です。理由はいろいろあるのでしょうが、USBのコネクタ形状の多さは困ったものです。
やはり、新しい製品や技術には標準化方式の採用と高い互換性が必要、と再認識した出来事でした。
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