ぱぶまるブログ

ワイヤレスネットワーク総合研究センターのある場所、横須賀リサーチパーク（YRP）は、産学官連携と国際連携をベースにモバイル情報通信技術の研究開発拠点として、1997年に当時の郵政省、神奈川県、横須賀市、京浜急行電鉄、関係企業等のご支援やご協力のもと、現在の横須賀市光の丘に開設されました。この地は山を切り開き、大規模に整地してでき上った平地上に、YRP1番館をはじめ多くの建物が建っています。当総合研究センターは、YRPの開設当初よりこのYRP1番館に居を構え、20年以上の歴史を持ちます。

一例として「YRP構想」が策定された1988年当時の携帯電話の加入者数は、総務省による白書によれば24万加入であったものが、現在は1億7千加入を越えています。ワイヤレス技術の利活用は携帯電話に留まらず、空気や水のように身近に浸透し、もはや日常に必須のインフラとして成長しています。このような生活に必須のワイヤレス技術発展の一役を担う研究開発に当総合研究センターで関われることは、私達にとってはこの上ない喜びです。

5Gやその次にある6G、IoT、衛星通信、ドローン通信等、ワイヤレスに関わる研究開発は今後も発展しながら続いていきます。日本でオリパラが開催される令和2年の記念すべき新春を迎えるにあたり、企業や学生の皆様には当総合研究センターの取組みに是非興味を持っていただき、近い将来ご一緒に仕事のできる日が来ることを楽しみにしています。