採用後、人事・契約・国際推進業務に従事し、その間2回の地方拠点勤務を経験。現在は人事室人材開発グループのリーダーを務める。趣味は、御朱印帳を片手にお寺巡りをすること。京都の拠点に配属された際に、新しい趣味になりました。
就職活動を進めていくなかで、NICTでは最先端の研究活動を支援できるということに興味を惹かれました。また、独立行政法人で研究活動支援を行うことは、「広く世の中のために役立ちたい」という思いと合致していると考え、NICTへ就職を決めました。
入構後は総務部人事室で人事業務に従事した後、沖縄亜熱帯計測技術センター(現:沖縄電磁波技術センター)への転勤を打診され、3年間沖縄で勤務しました。そこでは、海洋レーダーの撤去業務などに従事し、沖縄本島から石垣島まで何度も赴き、情報収集や市役所との協議など、デスクワーク以外の業務も多く経験しました。 休日には三線教室に行ったことも良い思い出です。
その後、財務部にて工事契約業務、国際推進部門(現:グローバル推進部門)にて米国西海岸拠点立ち上げなどに従事し、2回目の転勤として京都のユニバーサルコミュニケーション研究所へ配属となりました。そこでは、これまでに従事してきた人事や財務などの管理系業務から、研究現場に近い業務まで、幅広い仕事経験が大いに活きる形となりました。
また、京都への赴任中は、資格取得とプライベートの充実にも努めました。資格取得では、自分がこれまで経験してきたことを対外的に証明できるものが欲しいと考え、社会保険労務士、行政書士資格を取得しました。結果的に、これらの資格は今でも自分の自信に繋がっています。プライベート面では京都という土地柄、御朱印集めが新しい趣味になりました。赴任地ごとにその地域特有の趣味ができるのも地方拠点勤務の魅力だと思います。
現在は、令和6年7月に新設された総務部人事室人材開発グループのグループリーダーとして、人事評価制度の運用や研修の企画・実施などを行っています。前部署でグループリーダーを補佐する立場で業務にあたっていたため、いずれは尊敬している当時の上司を倣いつつ、自分なりの要素も併せたリーダーになりたいと考えていました。
今ではグループ員が気持ちよく、そして不安なく業務を行えるよう、大きな方針を示すことや、いつでも相談に乗ること、また進捗確認やフォローを行うことを心掛けています。年齢・キャリア・性格も異なるグループ員それぞれにベストと思われる方法で対応することに、日々難しさを感じています。
リーダーを務めていて嬉しかったことは、若手のグループ員に少し難しいと思われる業務を任せた際、諦めることなく意慾的に業務を遂行している姿を目にしたときですね。若手職員が、NICTの幹部も参加する重要なオンライン会議でプレゼンし終えた際には、立ち上がって拍手をして喜んだこともありました! 彼らが確実に成長している姿がとても印象的でした。
今後は、日々の業務において、「スピード感」と「ルール順守」の両立が課題になってくると思います。例えば、ICT分野の研究開発は常に発展しているため、国内のみならず、国際的な競争力も確保する必要がある状況です。そのなかでスピード感は重要になりますが、一方でNICTは国立研究開発法人であり、税金を原資としている組織である以上、様々なルールを守らなくてはなりません。研究者を最大限支援する総合職として、スピード感とルール順守の両立をいかに図るかは、今後も知恵を出していかなければならないと考えています。
また、総合職は2、3年ごとに異動することが特徴的ですが、私が経験したことのない部署も多くあります。そのような部署に配属されてもすぐに順応できるよう、日々知識を広げていくとともに、自分の専門性をより高めていく努力も怠らず、成長し続けたいと思います。
NICTはフレックスタイム制やテレワークの制度があることに加え、年次有給休暇も取りやすく、皆さんのワークライフに合わせた形で働くことのできる職場だと思っています。
どの職場に就職しても、楽しいことがある一方、大変なこともあると思いますが、皆さんと職場の仲間として苦楽を共にできることを楽しみにしています!