法学部政治学コースを卒業後、2020年4月にNICTに入構。入構後は、財務部経理室予算グループ配属になり、機構内の予算管理業務に従事。Offの日は映画やゲームをして過ごしたり、友人と買い物やライブに出かけたりと様々。最近では趣味の範囲でお芝居にも挑戦しています。
私は就活の軸が「自分にない才能を持つ人をサポートする仕事がしたい」、そして「長く働ける職場」でした。民間の企業など様々な就職先を視野に入れ、就職活動している中で目についたのが国立研究開発法人です。国の機関ということで安定性がありますし、利益にとらわれる事なく、国をけん引する研究者をサポートできるという点に強く魅力を感じました。私は大学で知財も勉強していたので、研究成果を知財の観点から保護・発展させていく業務があることも、国立研究開発法人で働きたいと思った大きな理由の一つです。
NICTに興味を持ったのは、今後も社会に必要不可欠で私たちの生活に深くかかわってくる情報通信分野の研究をしているから。国立の研究機関ということで、厳格そうなイメージを持っていたのですが、インターンシップや説明会に足を運んだ際に私服で明るく働かれている職員の姿を見て、フラットで自由な雰囲気を感じました。ここなら自分らしく働くことができると感じ、入構を決めました。
私の仕事は主に、NICT全体の予算の登録・変更・執行管理となります。国からいただいている運営費の他、研究所が獲得した科研費や委託研究費などの外部資金も併せて管理し、現場が速やかにお金を使えるように必要な対応を行います。また、予算全体のデータを基に、外部へ公開する国会予算参考資料等の資料の作成、次年度以降の予算計画の基となるバックデータの作成等も行っています。予算グループは何かを0から生み出すという仕事はありませんが、幹部や外部から求められた情報に対して、私たちが持っているデータをどういう形に加工して、正確にお見せするかにはかなり頭と神経を使います。
この仕事を通して思うのは、業務のスケールが大きいということです。国からは何百億円もの予算をいただいています。それだけNICTに期待されていることを感じると同時に、皆様から頂いた税金を適切に執行するため、責任感ややりがいをもって仕事に取り組んでいます。
NICTは環境が整備されていて、結婚・出産後も変わらず活躍されている女性職員が多く、フレックスタイム制や時短・在宅勤務など、柔軟な働き方が実現できます。そういった制度を活かして、ライフイベントがあった後でも問題なく業務をこなしている先輩職員の姿はとても励みになります。今の世代は転職を前提としている方も多いと思うのですが、私はNICTであれば長く働くことができると考えています。今は予算管理の仕事に従事しておりますが、他部署の仕事にも、それぞれの専門性があり挑戦のし甲斐や魅力を感じています。業務の幅は広いですが、周囲にサポートしてくださる人が多くいるのも、総合職として長く働きたいと思える要因の一つです。就職活動をする中で、国立研究開発法人を初めて知る方も多いと思いますが、公務員試験もありませんので、是非一度検討してみてはいかがでしょうか。