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理事長徳田 英幸

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ICTの発展による歴史的な転換点

令和という新しい時代が始まりましたが、この社会は今、大きな転換期にあります。情報通信技術(ICT)の発展により、狩猟社会(Society1.0)、農耕社会(Society2.0)、工業社会(Society3.0)、情報社会(Society4.0)に続く、人類社会史上5番目の新しい社会であるSociety5.0が間もなく到来すると言われております。
皆さんにとっても、PCやスマートフォンが身近になっただけではなく、身の回りに存在する“あらゆるモノ“がネットワークにつながるIoT(Internet of Things)が普及し、スマートフォンで家の外から家電を操作できるようになるなど、私たちの暮らしも大きく変わってきています。他にも、AI、ビッグデータ、量子コンピュータ、自動運転、サイバーフィジカルシステム…。少し前には夢物語と思われていたようなテクノロジーなどが実用化され、あるいは現実味を帯びてきております。
このように急速にテクノロジーが発展する歴史的な転換点においては、どのような環境で研究を進めるかによって大きく成果が変わってきますが、これらの変革の基盤となるICT分野の最前線で、新たな道を切り拓きつつ、研究開発を推進するNICTは、絶好の場であると考えております。

我が国唯一のICT専門の公的研究機関

NICTは、ICT分野を専門とする我が国唯一の公的研究機関として、①ICTにより実世界を「観る」、②無線や光などの通信技術により社会を「繋ぐ」、③データの利活用により新たな価値を「創る」、④巧妙・複雑化するサイバー攻撃から社会を「守る」、⑤情報通信の新しい地平を「拓く」という5つの柱のもと、世界最先端の研究開発を進めております。
例えば、電波を利用した気象レーダによるゲリラ豪雨を予測する技術、災害時にSNSに発信された大量の災害情報を分析して被害状況をリアルタイムに把握する技術、量子コンピュータでも解読できない量子暗号技術、世界中からのサイバー攻撃の検出・分析技術、5Gや次世代ワイヤレス通信の基盤技術など、様々な研究開発を進めております。

世の中を変えるNICTの研究開発成果

これらの研究により生み出された成果は、世の中に広く使われています。本年は、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されますが、NICTの研究開発成果に基づき、サイバー攻撃への対応力を強化するための実践的演習を実施したり、来訪する多くの外国人との「言葉の壁」をなくすNICTの多言語音声翻訳技術が広まりつつあるなど、NICTの研究開発成果は世の中を変え、社会にとって欠かせないものとなっております。

多様な人材・研究設備が揃う、充実した研究環境

このような社会に大きなインパクトを与える研究成果を出すためには、研究環境の充実、特に人材が重要と考えております。NICTには、世界各国から、大学・民間企業等、様々なバックグラウンドを持つ研究者が集まり、豊富な研究設備を活用し、研究を進めておりますが、それにとどまらず、外部の有識者と少人数形式で密なディスカッションを行う場を設けるなど、コラボレーションの場を充実させています。
また、働きやすい環境も重要で、充実した福利厚生、コンプライアンスの徹底、研究者等の負担を減らすための業務改革を進めており、研究とプライベートが両立できる環境にあります。

NICTの未来

しかし、現状で十分とは考えておりません。社会が大きく変わる中、NICTも更に進化する必要があります。そのため、「COC」、すなわち、「コラボレーション」(Collaboration)、「オープンマインド・オープンイノベーション」(Open Mind/ Open Innovation)、「チャレンジャー精神」(Challenger’s Spirit)を運営方針として掲げ、様々な取組を推進しています。
具体的には、国内外の研究機関、企業、大学、地方自治体といった様々なステークホルダーと「コラボレーション」すること、これらの活動を活性化・進化させるために「オープンなマインド」を持ち、社会的イノベーション・ソーシャルイノベーションを含んだ形での「イノベーションのエコシステム」を確立すること、そして何よりも、「チャレンジャー精神」、絶えず挑戦者の気概を持って活動することを掲げてきました。
これらを実現するためには、様々なものへの好奇心と柔軟な発想力を持ち、広く内外の関係者と協力して、既存の枠組みにとらわれる変革を実現できる若い力が必要です。
ICTは、あらゆる社会基盤を支える最も基本的な機能で、人と人、組織と組織、国と国といった様々なレベルでの相互理解を深め、協働や共創を可能とする技術です。人と人との情報通信(ICT)を、あえて「情豊通心」と当て字を書くこともあります。
このようなICTをどのような方向に進化させるかを考え、様々な社会的課題を解決し、豊かで安心・安全な未来社会を実現するか、はNICTが果たすべき大きな使命と考えております。

「世界的レベルで一歩先行くNICT」、「次世代ICTのムーブメントが起こせるNICT」を目指して、一緒にNICTで研究開発を進めませんか?

略歴

慶應義塾大学工学部卒。同大学院工学研究科修士。ウォータールー大学計算機科学科博士(Ph.D. in Computer Science) 。1983年、米国カーネギーメロン大学計算機科学科に勤務、研究准教授を経て、1996年より、慶應義塾大学環境情報学部 教授。慶應義塾常任理事、同大学院政策・メディア研究科委員長などを経て、2017年から現職。主に、ユビキタスコンピューティングシステム、オペレーティングシステム、分散システム、IoT、サイバーフィジカルシステム、センサネットワークなどに関する研究に従事。

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