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ワイヤレスネットワーク
研究センター
(神奈川県横須賀市)
ローカル5Gシステムと応用
Local5G System
5Gの実用化が近づくにつれ、商用網としてだけではなくプライベート網にも5G技術を使いたいというニーズが高まっています。商用網ではカバーされないルーラルエリアや屋での利用や、通信事業者に依存しない独自網によるネットワークの構築など、様々な用途が期待されています。
当研究室では、ローカル5Gの公共目的での活用事例として、スマート電子カーブミラーによる公共交通の安心・安全技術、および5G商用網とローカル5G網の連携による周波数利用効率の向上やユーザ体験の向上に関する研究を行っています。
技術解説
ローカル5Gと商用網の連携
5Gでは、制御信号とデータ信号の送信経路を分離する「C/U分離」技術を導入することで、Sub-6GHz帯を用いたマクロエリアで制御信号を受けつつ、ミリ波帯を用いたマイクロセルにて通信を行う、といった用途が期待できます。
この手法を拡張し、データ通信網にローカル5Gを用いることを可能にすることで、商用網と同程度の安定性を確保しつつ、ローカル5Gのエリアでは超高速、低遅延といったユーザの要求する通信性能を得られる環境を得ることが可能になります。
これらを可能とするための技術として、事業者間を跨いだ認証、制御情報の交換、周波数の共用方式等の研究開発を行っています。
スマート電子カーブミラー
見通しの悪いカーブや交差点ではカーブミラーが設置され、死角にある車や歩行者を見つけやすくしています。
このカーブミラーにセンサーやカメラを併設し、これらの情報をローカル5Gにてエッジサーバに送信し、複数からの情報を集約して車や人の位置情報を推定し、ダイナミックマップ上に反映、配信することで、公共交通の安心・安全に貢献します。
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