Beyond 5G/6G時代のNon Terrestrial Networks
NICTは、Beyond 5G/6Gといった次世代の移動通信システムの到来に向けて、衛星通信システムと地上通信システムを連携させ、「宇宙から地上までが多層的に接続されるネットワーク」の実現に取り組んでいます。
Non Terrestrial Networks(NTNs:非地上系ネットワーク)は、通信衛星だけではなく、HAPS*1と呼ばれる高高度通信プラットフォームやドローン、船舶など、地上の移動体に限定せず、海や空、宇宙に至るすべての移動体を多層的につなげるシステムです。このシステムが実現すれば、飛行機や船におけるインターネット利用だけではなく、物流やIoTなどの新しいユースケースの実現が可能になります。
NICTは、NTNsを実現する基盤技術の一つとして、衛星との高速・大容量通信を可能にする小型の平面アンテナ(AESA*2)を開発し、実際の航空機に搭載して性能評価を実施しています。このアンテナは非常に薄く、小型や中型の航空機にも機体に合わせて搭載することができます。
*1 HAPS:High Altitude Platform System
*2 AESA:Active Electronically Scanned Array (電子走査アレイアンテナ)
本研究の一部は、総務省「電波資源拡大のための研究開発(JPJ000254)」の「小型旅客機等に搭載可能な電子走査アレイアンテナ(AESA)による周波数狭帯域化技術の研究開発」で実施しているものです。
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