ローカル5Gシステムと応用
ローカル5Gとは、携帯通信網などの公衆ネットワークとは異なり、個人や企業、自治体などが、ある特定のエリアに対し、そのエリアのニーズに応じて5Gの性能を取り込んだ独自のサービスを提供するものです。
列車や自動車など、高速の移動体にローカル5Gで情報配信サービスを提供する場合、現状では、公衆網からローカル5Gへの切替えに時間がかかるため、サービスの提供を受ける前にエリアを通過してしまったり、切替時に接続が切れたりして、安定した利用ができないといった課題がありました。
NICTは、従来4分以上かかっていたこの切替時間を、平均5秒以下、最大でも10秒程度に短縮できるアシストセル技術を開発し、JR東日本 烏山線(栃木県)を走行するACCUM(蓄電池駆動電車)の営業車両を用いた実験を行い、実証に成功しました。
ローカル5Gの実現に向けては設備投資にかかるコストや規格化などの課題がありますが、NICTは、装置の小型化などにより将来的にはスマートフォンにも実装できるよう、研究開発を進めています。
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