超小型衛星・衛星量子暗号通信
NICTは、電波よりも周波数が高い光波を用いて、短時間に多くの情報を送るだけでなく、秘匿性の高い、安全な衛星通信の実現に向けた研究開発を行っています。
光衛星通信で使う「レーザービーム」は狭いため、大事な情報を他からのぞかれたり盗まれたりすることがなく、安全に届けることができます。
2018年からは衛星通信における量子暗号通信技術の研究開発に取り組んでおり、その一つとして、地上側のアクセシビリティを高める可搬型地上局のプロトタイプを開発しました。
可搬型地上局は車両に光望遠鏡を設置したもので、衛星と確実に通信ができる天気の良い場所に移動し、地上インターネット網に接続することが可能です。今後は実証実験を行いながら小型化に取り組んでいく予定です。
また、NICTは、ジンバル搭載型の衛星搭載用光通信機器としては世界最小となる小型光通信装置も開発し、「ほどよし2号」(RISESAT)や「SOCRATES」といった小型衛星に搭載して、宇宙での実証実験を行っています。
これらの技術は、宇宙開発や宇宙産業、また、災害時の通信技術などの発展にも役立つことが期待されます。
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