若手チャレンジラボ

若手チャレンジラボとは
NICTが運営する量子セキュリティ拠点を利用して
若手研究者が自律して先端的な研究に挑戦する環境です。

体制

・大学院生を中心にチームを構成
・スーパーバイザーとしてNICTのシニア研究者、アドバイザーとして各大学の教授やシニア研究者が補助

2022年度のリサーチアシスタントの応募は4月20日で締め切りました。
応募に関する詳細は量子ICT協創センターの公募情報、NICTの有期雇用職員公募のページをご確認ください。

テーマ

以下の8つの課題について自身の研究開発やNICTの研究開発支援が実施できます。

分類 課題内容
情報処理 量子コンピュータ、半導体アニーラなどを用いた量子・古典ハイブリット型情報処理に関する研究開発(アルゴリズム、ベンチマーキング手法、シミュレーション手法、計算資源の最適配分法など)。
測定・制御 量子測定や量子制御に関する研究開発。理論、実験のいずれの研究でも可。検出器や制御ツールの開発、光エレクトロニクス等の周辺技術の改良などでも可。
通信 量子中継などを含む量子通信の理論的な研究開発。
暗号 量子暗号や物理レイヤ暗号に関する研究開発。理論、実験のいずれの研究でも可。
ネットワーク 量子・古典ハイブリット型情報処理と量子通信、量子暗号を組み合わせたネットワークに関する研究開発(主に概念設計)。
光学 光空間通信、光計測、光センシングに関する研究開発(主に概念設計や要素技術の開発)。
情報理論 量子情報理論の調査や研究(量子誤り訂正符号、量子計算量理論、量子回路理論、テンソルネットワークなど)。
人材育成 量子ICT人材育成のためのプログラムやツールの研究開発、及び機構が進める量子ICT人材育成プログラム(NICT Quantum Camp)における演習や交流活動の支援。

実施内容案

以下の企画の実施を検討しております。

量子技術の相談会

NQCの修了生や受講生、外部の専門家に気軽に相談できる場を提供します。 学習/研究/就労などの様々な話題について論議を促進します。

NICT内部向けの発表会

NICTの様々な分野の研究者への発表会を設けます。 量子技術に限らない異分野との交流を促進します。

国内外の若手間連携

国内外の若手研究者が自身の研究や各国研究動向などを議論する場を提供します。 量子ICT人材同士の国際連携による研究開発を促進します。

依頼型の量子技術講演

研究室や大学などの組織の枠を超えた量子技術を学ぶための講演を行います。 量子技術の詳細や最新動向の情報交換を促進します。

研究成果の公開と認定

活動内容や研究成果の幅広い周知の他、 活動が実績として残る認定制度によってキャリアップを促進します。

インターン生の体験談

早稲田大学大学院
先進理工学研究科
物理学及応用物理学専攻
博士後期課程2年(実習当時)
鈴木貴大

本インターンシップでは,量子通信技術に関する演習・実験の見学と,量子アニーリングを始めとした組合せ最適化ソルバーを用いた情報通信技術への応用に関する研究の調査を行いました.
前者の内容については,これまで自分が知らなかった内容から始め,最後には最新の研究まで知ることができ,充実した内容でした.さらに,実験の見学を通じて,量子通信を実現するためには様々な障壁があるということを目の当たりにし,異分野との協力が必要であるということを実感しました.
後者の内容については,先行研究を調査する中で,組合せ最適化ソルバーが有用となると報告された例を学びました.特に,通信技術への応用を念頭に置いた先行研究を中心に調査したため,通信技術そのものの理解にも繋がり,多くを得られた時間になりました.

受入れ責任者の感想

国立研究開発法人
情報通信研究機構
量子ICT協創センター
研究センター長
佐々木雅英

私はかねてより量子暗号通信ネットワークを高度化してゆくために、経路制御や資源割当の最適化、ノードでの高速信号処理の必要性を感じていましたが、どこから手を付けたらよいか悩んでいた時に、鈴木さんと勉強会を持つ機会に恵まれました。
2週間に1回程度、勉強会を実施しイジングマシンの活用法などに関する論文を一緒に調査しました。鈴木さんは、毎回、難解な論文を読み解いて、行間を埋める数式や理解を助けるモデルを自ら導出され、背景にある論理や計算過程を丁寧に説明してくれました。通信技術に係る専門的な知識は、私から鈴木さんに手ほどきするなどして、新たな学際領域に共同で切り込む実り多い時間を持つことができました。
鈴木さん、本当に有難うございます!

お問い合わせ先

国立研究開発法人 情報通信研究機構
量子ICT協創センター 研究センター長
佐々木雅英

量子ICT協創センター連絡先
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